こんにちは。4月に入って1週間が経ち新入社員の皆様もそろそろ会社に慣れてきた頃ではないでしょうか?今日も花粉にやられている高田です。
さて、公式のTwitter広告で2015年にリリースされたテレビターゲティングとイベントターゲティングですが、2016年3月23日よりYahoo!のTwitter広告でも使えるようになりました。
面白いターゲティング方法だと思いましたのでご紹介したいと思います。
テレビターゲティング
このターゲティング方法では下記の3種類の設定ができます。
- テレビ局
- テレビ番組のジャンル
- テレビ番組
それぞれに対して反応を示しているユーザーに広告を配信することが出来ます。
◆「反応」とは
関連語句を含むツイート、関連ハッシュタグを含むツイートの投稿はもちろんそのツイートに返信をしたり、お気に入り登録をしたり、リツイートをしたりしたユーザーもターゲティング対象となります。
また、関連アカウントのフォロワー等もターゲティングの対象となるようです。
テレビ局
設定したテレビ局の番組に反応しているユーザーに広告を配信できます。反応した番組の放送開始時刻から約1日間、そのユーザーをターゲティング対象とします。選択したテレビ局で広告配信期間中に放送されるすべての番組が対象です。
選択可能なテレビ局
- NHK総合
- NHK Eテレ
- 日本テレビ
- テレビ朝日
- TBSテレビ
- テレビ東京
- フジテレビ
- TOKYO MX
東京のキー局ですね・・・。残念ながら地方局は現在設定できません。
テレビ番組のジャンル
設定したジャンルに分類される番組に反応しているユーザーに広告が配信されます。ジャンルはTwitterが分類したものとなります。こちらもテレビ局で設定する場合と同じように反応した番組の放送から約1日間そのユーザーをターゲティング対象とします。設定したジャンルに属する、放送中のすべての番組が対象です。
選択可能なジャンル
- ドラマ
- 昼ドラ
- 映画
- スポーツ
- スポーツ情報番組
- ミュージック
- バラエティー
- クイズ番組
- コメディー
- 青年向けアニメ
- 子供・ファミリー向け番組
- ニュース
- 情報番組・ワイドショー
- サイエンス・フィクション
- ドキュメンタリー&専門番組
- リアリティー
- オンデマンド
- 特別番組
- 短期連続番組
- その他
主婦層がターゲットの場合昼ドラや、ワイドショーといったジャンルを選択するとよさそうですね。
映画やスポーツ等のジャンルは商材に合わせて選べそうなジャンルですね。
テレビ番組
設定した番組名に反応したユーザーに広告を配信します。
番組名は管理画面上のターゲティング設定の部分で検索をして出てきた候補から選択いたします。
その際に推定リーチ数も確認することができます。
上の画像はとある情報番組の検索結果です。推定リーチ数がは1人単位で表示されます。
設定可能な番組は1キャンペーンにつき100件までです。
注意しておきたいこと
テレビ番組での設定をする際は前述2つのターゲティングと違い、配信時間帯を設定することができます。少しわかりにくいのですが下の画像のように番組を選択した後に番組ごとに設定ができます。
①限定しない(デフォルトはこちら)
設定をした配信期間中、継続して配信が行われます。
②放送時間帯に限定
指定した番組の放送時間、および放送後の一定時間に限定して配信を行います。つまり放送に合わせてリアルタイムに広告を配信することができます。
活用例
ご紹介した3つの設定の中でも見込みが高いと考えられるユーザーにリーチできるのは番組設定だと思います。
例えばA社が扱っているキッチン用品が番組で紹介されることになったとします。該当の番組を設定し放送時間帯に限定して放送を行えば短時間で見込みの高いユーザーに配信ができます。Twitterの特性であるフォローやリツイート等でリーチできるユーザーもどんどん増えていきます。
その後の配信は以前ご紹介したキーワードターゲティングで商品名等を指定して行うとより効果的かとと思います。
番組のジャンル、テレビ局での設定では番組に比べて多くのユーザーに配信ができるので認知拡大目的の場合にはよさそうですね。
イベントターゲティング
イベントターゲティングでは設定したイベントに反応したユーザーに広告を配信します。イベントに興味のあるユーザーにリーチできるので興味・関心ターゲティングに近いターゲティング方法です。
設定できるイベント
設定できるイベントはYahoo!の管理画面上の
ツール > イベントリスト
から確認することができます。現在選択できるイベントには下の画像のようなものがあります。
画像では開催国を日本にして表示させていますが、イベントのカテゴリーや推定ユーザー数等でフィルターをかけることもできます。
お花見やゴールデンウィーク、スポーツ大会など様々なイベントを選択することができます。
「このイベントで作成」をクリックしキャンペーンを作成します。もちろんその他のターゲティング方法での掛け合わせも可能です。「AKB総選挙」なんかも選択できますのでテレビターゲティングと掛け合わせてみても面白いかもしれませんね。
注意しておきたいこと
イベントターゲティングを使用するにあたって気を付けておきたいことが2つあります。
①設定できるイベントは1つのキャンペーンにつき1つ
他のターゲティング方法の掛け合わせは可能ですがイベントを複数選択することができません。
同時期に配信を行いたい場合でも別でキャンペーンを作る必要があります。
②イベント開始日以前・終了日以降は広告の配信がされない
上の画像にもありますが、各イベントには開始日と終了日が設定されています。
その期間内での配信しか行われませんので、期間前・期間後にも配信を行いたい場合は、別のターゲティング方法等設定する必要があります。
活用例
例えば、サッカー選手のユニフォームを扱っている会社は世界大会などのイベントを設定して配信を行うと見込み度の高いユーザーに配信ができそうですね。ブームの勢いも逃さず配信ができます。
ホテルを経営している場合は周辺地域で開催されるライブイベントや大会を設定すると宿泊先を探しているユーザーに広告配信ができます。
ターゲット層の年齢が決まっている場合も関心の高そうなイベントを設定すると幅広くリーチすることができます。
まとめ
いかがだったでしょうか?
リアルタイムな反応に対して広告配信ができるTwitterならではのターゲティング方法だと思いますので、うまく使えばすごく反響が大きくなるのでは?と個人的には期待しております。
次回以降は実際に配信してみた結果をご報告できればと思います。