リスティング広告を使ってる方であれば、Yahoo!とAdWords(=Google)を同時にお使いいただいているんじゃないでしょうか。
この2つの検索エンジンだけで、日本のほぼ100%のユーザーの検索行動をおさえることができます。
さて、その際に、
「Yahoo!プロモーション広告を使ってるから、Yahoo!にしか広告表示されない」
とか
「AdWordsを使ってるから、Googleにしか広告表示されない」
と思っている方、ちょっとお待ちを。
そのリスティング広告、本当にYahoo!、Googleだけのものでしょうか?
「Yahoo!プロモーション広告=Yahoo!のみ」「AdWords=Googleのみ」という誤解
実は、
「Yahoo!プロモーション広告を使ってるから、Yahoo!にしか広告表示されない」
とか
「AdWordsを使ってるから、Googleにしか広告表示されない」
というのは、半分正解で半分間違いなんです。
Yahoo!リスティング広告でもAdWordsでも、「どの画面に広告を出すか」という設定ができます。
≪Yahoo!プロモーション広告における設定方法≫
「キャンペーン編集」画面より、「広告掲載方式の指定」から設定できます。
・検索を含むすべての広告掲載方式
・検索のみ
2つの内、どちらかを指定する必要があります。
※【検索を含むすべての広告掲載方式】とは?
検索サイトの検索結果、『一覧』リンクやキーワードからの誘導先ページ、
および特定カテゴリーページ等に広告を表示(Yahooヘルプより抜粋)主な広告掲載サイト一覧
http://promotionalads.yahoo.co.jp/service/srch/publisher.html
つまり、下記のようなところにも広告掲載されるということです。
例えば、Yahooトラベルというサイトで、赤枠で囲ったところが広告掲載欄になります。
※【検索のみ】とは?
検索サイトの検索結果にのみ広告を表示。たとえば、Yahoo!JAPANや
MSNなどの検索結果に広告が掲載されます。(Yahooヘルプより抜粋)
つまり、いつも見慣れているYahoo!検索結果に、広告を掲載されるということです。
また、実は、MSNとかにも掲載されるようです(これは現時点では、設定による指定はできません)。
ちなみに、MSN以外にも、Bingとかにも広告掲載されます。
≪AdWordsにおける設定方法≫
AdWordsの場合は、Yahoo!プロモーション広告と比較すると、もう少し細かく設定ができます。
「キャンペーン設定」画面より、「タイプ」「ネットワーク」から設定できます。
「タイプ」
・検索/ディスプレイ ネットワーク
・検索ネットワークのみ
・ディスプレイ ネットワーク
3つの内、どれかを指定する必要があります。
「ネットワーク」
※タイプで「検索ネットワークのみ」を指定した場合※
Google 検索ネットワーク
・検索パートナーを含める
にチェックを入れるかどうかで設定できます。
※【検索ネットワーク】とは?
Google検索ネットワークは、AdWords 広告の掲載先のうち、検索関連ウェブサイトを指します。
Googleの検索サイトのほか、検索パートナーサイト(Google と連携している検索サイト)などがあります。
(AdWordsヘルプより抜粋)
つまり、広告の掲載場所として、いつも見慣れているGoogle検索以外にも、Google ショッピング、
Google マップ、Google 画像検索、Google グループの検索結果の横、上、下のいずれかに、
及びGoogle検索パートナーにも表示されます。
※【ディスプレイ ネットワーク】とは?
AdWords 広告の掲載先のうち、検索サイト以外のもの(ニュースサイトやブログなど)の総称です。
Google と提携しているウェブサイトや動画、アプリで構成されており、
サイトの内容などと連動して広告が掲載されます。(AdWordsヘルプより抜粋)
つまり、使われている方もいるかもしれませんが、Googleリマーケティングなどは、この部類に入ります。
※【検索パートナー】とは?
Google検索ネットワークに参加している他の検索サイトになります。
例えば、AOL、Goo、Biglobe、Livedoorなどがあります。
つまり、【検索パートナーを含める】にチェックを入れると、上記のような検索サイトにも広告が掲載されるということです。
まとめ
このように、実は細かく掲載先を指定できるのです、リスティング広告は。
それでは、次回は、広告掲載先が指定できることで、「何がわかるのか?」「何ができるのか?」という視点からお話ししたいと思います。