競合から嫌がらせでリスティング広告を何度もクリックされたら費用はその分かかるの?広告を連打でクリックされるとその分費用はかかる?
リスティング広告はクリックする度に費用が発生するため、意図的なクリックでも費用が発生するか不安ですよね。
ご安心ください。リスティング広告は広告を何回もクリックするような故意なクリックや、悪意があると判断されるクリックは「無効なクリック」とみなされるため基本的に費用は発生しません。
ただ広告媒体のシステムが検出できないケースもあると考えられるため、すべての故意なクリックが除外されるわけではありません。
1. 媒体別無効なクリックの種類
簡潔に言うと下記が無効なクリックとしてカウントされます。媒体ごとに無効なクリックの種類を紹介していきますが、ざっくり下記が無効なクリックとみなされます。
- ユーザーの誤クリック(ダブルクリック時の2番目のクリックなど)
- 不正なソフトウェアによって発生したクリック
- 広告主の広告費を増やす悪意のあるクリック
1-1. Yahoo!広告
Yahoo!広告に関しては、悪意を持つユーザーに利用されることを避けるため、無効なクリックの詳細な定義や判定基準が開示されておりません。そのためサイト上に記載のある、無効なクリックの一例を紹介します。
- ユーザーの正常なサイト訪問や購買につながらないクリック
- ユーザーによる誤クリック
- 悪意があると判断されるクリック
詳細が知りたい方は下記ヘルプページをご覧ください。
Yahoo!広告 広告サービス品質向上のための取り組み
1-2. Google広告
Google広告は下記のようなケースが無効なクリックとしてみなされます。意図しないクリックや、不正なソフトによって発生したクリックが無効なクリックとしてカウントされます。
- 広告主様の費用や、広告を掲載するサイト運営者様の収益を意図的に増やすために手動で行われるクリック
- 自動クリックツールやロボットなどの不正なソフトウェアによるクリック
- ダブルクリック時の 2 番目のクリックなど、広告主様にとって価値のない余分なクリック
詳細が知りたい方は下記ヘルプページをご覧ください。
Google広告ヘルプ 無効なクリック
2. 媒体別無効なクリックの確認方法
無効なクリックの発生回数を確認する方法を媒体別で紹介していきます。
2-1. Yahoo検索広告
①キャンペーン一覧をクリック
②表示項目から無効なクリック数を選択して適用
③無効なクリック数が確認できます
④無効なクリックで発生した金額は月次ご利用明細から確認できます
「レポート」→「月次ご利用明細」の調整額を確認することで無効なクリックで発生した金額を確認できます。
2-2. Google広告
①すべてのキャンペーンからキャンペーンタブをクリックして表示項目をクリック
②表示項目の変更から無効なクリックを選択して適用
③無効なクリック数が確認できます
④料金の概要より無効なクリックで発生した金額を確認できます
右上の「ツールと設定」→「概要」をクリックすることで無効なクリックで発生した金額が確認できます。後述しますが管理画面の費用には無効なクリックで発生した金額が含まれています。
3. 管理画面の費用には無効なクリックも含まれている
無効なクリックは媒体管理画面の費用に含まれています。そのため運用結果をレポーティングしている場合、レポートに記載のある費用には無効なクリックが含まれています。
無効なクリックが含まれるのは媒体仕様であるため致し方ないことですが、お金は戻ってきているのでご安心ください!
まとめ
媒体のシステムにより、リスティング広告は広告を何回もクリックする「故意な」クリックや悪意があると判断されるクリックに対しては基本的に費用は発生しません。
具体例としては、意図的に広告を何度もクリックされたり、広告をダブルクリックされたりしてもお金は発生しません。広告媒体のシステムが検出できないケースもあると考えられるため、すべての故意なクリックが除外されるわけではありませんが、基本的には除外されるためご安心ください。