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AdWordsで閲覧権限アカウントはまとめられるの?

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クライアントを持ってリスティングを運用している方の多くはクライアント様が運用状況を確認出来るように閲覧権限アカウントを発行していると思います。
また、運用を任せているクライアント様としてもどのように運用しているのかは気になる所です。
しかし、上手く運用されているアカウントを不意に触ってしまって戻せなくなってしまうとせっかく運用を任せていても修正が完了するまでの時間は大きな機会損失となってしまいます。

閲覧権限はそのような状況を避けるために発行されるアカウントなのですがGoogle AdWordsの場合閲覧権限用のアカウントはひとつのGoogleアカウントにひとつとなっており、複数のサイトを運営されているクライアント様へはサイトの数だけ閲覧権限を発行しなければなりません。
発行する側は一度発行してしまえばそれで終わりなのですが実際にアカウントを見るクライアント様はいちいちログイン・ログアウトを行わないといけないため大変不便です。

実はYahoo!リスティング広告はひとつの閲覧権限に複数のアカウントを紐付ける事が出来るのですがGoogle AdWordsでも同じように出来ないかと思い試行錯誤してみました。

ひとつの閲覧権限にもうひとつの閲覧権限を紐付けてみる

まずは単純にお互いの閲覧アカウントを紐付けて解決しないか試してみました。
通常の閲覧権発行と同じように「他のユーザーを招待」しようとすると……

ご覧のとおりアクセスレベルを設定するプルダウンに「メール専用アクセス」の権限しか表示されません。

残念ながら閲覧権限に閲覧権限を紐付けるのは無理のようです。

クライアントセンターを使って閲覧権限をまとめてしまう

クライアントセンターとは複数のアカウントを管理するために使われるアカウントです。
これなら複数のアカウントを扱うことを前提にされたアカウントですから紐付けるのは造作ないはず!
とはいえ閲覧アカウントから招待しようとしても無理なのは先程の方法で証明済みですので今度は実際に運用しているアカウントから招待をしてみます。

問題発生!

画像はメールアドレスをボカしてあるので分かりにくいですが紐付けられているアカウントは2つ、下のクライアントセンターと表記があるものは実際に運用しているアカウントです。
上の方が今回紐付けたアカウントなのですがアクセスタイプを見てください。
「管理画面とAPI」となっています。
ピンと来る方もいらっしゃると思いますがよくよく見ると下のクライアントセンターアカウントのアクセスタイプも「管理画面とAPI」です。
これは要するに紐付いたアカウントは閲覧権限ではなく管理権限という事を表しています。

閲覧権限を発行するはずなのに管理権限を発行してしまっては元も子もありません。
これではダメです。

結論:出来ません!

いろいろと試行錯誤してみましたが結論としては現在のシステムでは閲覧権をまとめることは出来ないという事です。
複数サイトの閲覧権限を発行する場合はクライアント様にご不便をお掛けすることになってしまいますがそれぞれのアカウントにログインログアウトをして貰わなければなりません。

Yahoo!リスティング広告では実装されている機能なのでGoogle AdWordsでも技術的に無理だということでは無いでしょう。
今後閲覧権限をひとつのアカウントにまとめられるようになるのを待つしか無いようです。

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ブログ記事の中で広告運用の事例をご紹介することがありますが、実際の事例を一部加工した内容となっておりますのでご留意ください。

また、2018年7月24日よりGoogle AdWordsはGoogle広告に名称変更されました。それ以前の記事に関してはGoogle AdWordsと表記されておりますのでご了承ください。


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