こんにちは。運用者の小野です。
本記事ではGoogle広告の「パフォーマンス目標」機能についてご紹介させていただきます。
新しい機能ではございませんが、新管理画面で見え方等も少々変更になっているため知らなかったという方はこの機会にご検討いただければと思います。
パフォーマンス目標とは
成果目標では、キャンペーンやキャンペーン グループの掲載結果を予測することにより、特定の測定可能な目標を達成できそうかどうかを確認できます。目標を達成できそうにないと予想される場合は、達成に向けてキャンペーンの設定を見直すことができます。
Google広告ヘルプ 成果目標
※「成果目標」とありますが「パフォーマンス目標」に該当するヘルプページです
パフォーマンス目標を使用すると、設定した目標に対してのキャンペーングループのパフォーマンスの進捗状況を確認することができます。
キャンペーングループには検索、ショッピング、ディスプレイ、動画の各種キャンペーンを自由に組み合わせることができます。
進捗状況は以下の4つの段階で評価されます。
- 順調
- 要確認
- 成果目標を達成しているキャンペーングループ
- 成果目標を達成していないキャンペーングループ
設定方法
設定方法をご紹介します。
①アカウントメニューバーの「下書きとテスト」から「キャンペーングループ」を選択
※旧UIの場合はメニューバー「すべてのキャンペーン」のプルダウンから選択
②キャンペーンを選択
一つ以上のキャンペーンを選択します。
一つのキャンペーンが所属できるキャンペーングループは一つのみです。
③トラッキングする指標グループを選択
選択できる指標は以下の3つです。
- クリック数
クリックの数と費用をトラッキングします - コンバージョン数
コンバージョンの数と費用をトラッキングします - コンバージョン値
コンバージョン数と費用から生成された値をトラッキングします - ユニークユーザー数
クリックの数と費用をトラッキングします
④期間を選択
選択できる期間は以下の4つです。
- カスタム
- 週単位
- 月単位
- 四半期
⑤目標を選択
選択できる目標は選択した指標グループによって異なります。各成果目標には、少なくとも 1 つの目標値を設定する必要があります。
- クリック数
費用、クリック数、平均クリック単価 - コンバージョン
費用、コンバージョン数、平均コンバージョン単価 - コンバージョン値
費用、コンバージョンの合計値、平均広告費用対効果 - ユニークユーザー数
費用、ユニークユーザー数
⑥キャンペーングループを作成して完了
結果はアカウントメニューバーの「下書きとテスト」内の「パフォーマンス目標」で確認できます。
下の画像ではステータスが「要確認」となっているため調整が必要であることがわかります。
内訳をみるとコンバージョン単価の月単位で見込まれる成果が1,620円と目標1,000円以下に対してオーバーしているのがわかります。
※コンバージョンは「予測なし」となっておりますが、こちらは設定から間もないため見込みの成果が予測できていないためです
活用場面
成果目標の達成は難しい状況と判断されると「要確認」のステータスとなるため、キャンペーン設定や配信状況の見直しのきっかけになります。
配信期間終了ぎりぎりに「やっぱり成果目標達成できない!」と焦る、なんてことが防げそうですね。
キャンペーンをまたいで達成させるべき目標がある場合にも、パフォーマンス目標機能を実装しておけば毎回フィルタ機能を使うことなく進捗を確認することができます。
期間も設定できるため当月期間の目標値を先月値に設定しておけば、先月に対しての今月の進捗度がひと目で確認できます。日付はカスタムで選択することもできるため、期間限定のキャンペーンや施策の効果を確認・比較するのにも効果的かと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
こういった機能は使用しなくとも運用自体はできるためついつい後回しにしがちですが活用できれば運用の心強い味方になってくれます。
この機会にぜひ活用してみてはいかがでしょうか?