こんにちは!とうとう11月。2019年も終わりが見えてきましたね^^
みなさんは2019年も楽しく過ごせていますでしょうか?私は周りのおかげで2018年よりも楽しく過ごすことが出来ています!ジム通いも続いており、胸板が形になってきた今日この頃。
今回はYDNのサーチターゲティングについて事例紹介となります。皆様、サーチターゲティングを実施する際、屋号や見込み度の高いキーワードを設定するなど色々思考しながら配信していると思います。その一手として、競合他社のキーワードにて成果獲得に繋がった事例がありましたので簡単にご紹介させていただきます。
サーチターゲティングとは
簡単なおさらいになりますが、「インターネットユーザーが過去にYahoo! JAPANで検索したキーワードをもとに、指定のキーワードで検索した人だけに広告を配信」する機能になります。該当キーワードで過去検索したことがある=お客様と見込めるユーザーと言えるため、彼らに広告を出すことでより成果獲得が見込めるようになります。
つまり競合キーワードで検索したことがあるユーザー=お客様見込のあるユーザーである可能性であるため、彼らに広告を出すことで成果獲得向上を狙った配信になります。
※サーチターゲティングの詳細について、下記ヘルプページを参照。
https://promotionalads.yahoo.co.jp/online/searchtarge_overview.html
注意
本記事では競合系のキーワードを追加・推奨するものではありません。クライアント様の業界や都合によっては難色を示されるケースもあるため、あくまで成果獲得の一手・事例としてあるといった程度で読んでいただけたらと思います。
検索広告のように競合系のキーワード検索で直接広告が出る訳では無いですが、業界によっては避けたいなどクライアント様への配慮も必要ですので、よく検討・話し合ってから進めることを推奨します。特にYahoo!で検索実績のないキーワードはサーチキーワードとして登録も出来ないため、そもそも配信出来ないケースもあり、慎重に進める必要があります。
※本記事で紹介する事例は上記の旨をご理解頂いたクライアント様の配信となります。
事例1
事例1は家具などの部品を製造・販売しているクライアント様です。本件では、下記のような要件となっています。
- クライアント様:家具部品の製造・販売
- 配信目的:お客様の獲得
- コンバーション設定:カタログ申込・お問い合わせ
- YDNの配信メニュー:インタレスト、サーチターゲティング
- キーワード構成:競合メーカーや金具、diy系のキーワードで構成
となっています。では実際の配信結果とサーチキーワードの実績をご紹介させて頂きます。
※サーチキーワードの実績は一部ピックアップで集計していますので、全体数値の配信結果と数値が乖離しますのでご容赦ください。
配信結果
とある月の結果となりますが、サーチターゲティングの方がCPAが安く、コンバーション(以下CV)をしっかり積んでいますね!それではキーワード間の実績はどうでしょうか。
サーチキーワードの実績
キーワード間の実績では、クライアント様の競合となるメーカーA・メーカーBにてクリック数・CVが集中しており、競合系のキーワードでのお客様獲得の貢献度が高いことが分かります(赤字が該当箇所)。
※キーワードの実績はCV>利用広告費でソート。上位をピックアップしています(以降のキーワード実績も同様)
事例2
2つ目の事例では住宅関連のクライアント様にて配信した結果となっております。
- クライアント様:戸建て販売
- 配信目的:お客様の獲得
- CV設定:来場予約
- YDNの配信メニュー:リターゲティング、サーチターゲティング
- キーワード構成:競合と戸建て販売系を軸としたキーワード
配信結果
結果はリターゲティング・サーチターゲティングの順にCVを獲得していますね!CVR・CPAではリターゲティングと同程度を推移しており、リマーケティングと同じ効率でお客様獲得に貢献しているようなので、パフォーマンスとしては良好かと思います。
サーチキーワードの実績
キーワード間の実績では競合系でCV5件、競合以外でCV5件と、半々に分かれています。競合系キーワードだけがものすごくパフォーマンスが高い訳では無いですが、追加して良かった事例であったと言えます。
事例3
最後は健康サプリの販売をされているクライアント様にてサーチターゲティングの事例を紹介させて頂きます。要件は下記のとおりです。
- クライアント様:健康サプリ販売
- 配信目的:お客様の獲得
- CV設定:商品の注文
- YDNの配信メニュー:リターゲティング、サーチターゲティング
- キーワード構成:競合系、屋号、商品ジャンル系のキーワード
それでは配信結果を見ていきましょう。
配信結果
結果は事例2同様、リターゲティングにて多くのCVを獲得、次いでサーチターゲティングもCV獲得に貢献しています。それではキーワードの結果はどうでしょうか。
サーチキーワードの実績
事例3でも競合系のキーワードでCV獲得が確認できました。他の事例と比べると、競合以外のキーワードの方がパフォーマンスが良く、競合他社A以外の競合キーワード(B・C)は削除したほうがパフォーマンス上は良さそうですね・・!今後の競合他社Aに期待したいところ・・。
結果としては競合系のキーワードは有用なターゲット設定の一つとしては今後も扱えると思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回サーチキーワードの「競合」系からもお客様獲得貢献に繋がる、有用な一施策として受け取ってもらえたら幸いです。
とは言え、ガッツリCV獲得に繋がる・主力の配信になると言う訳ではありません。そのため、「検索広告」・「リマーケティング」を実施後、予算に余力があるのであれは試す一手に加えるレベルで最初はいいかと思います。※紹介した事例も基本は「検索広告」「リマーケティング」を実施した上で配信しています。
もし実施する場合、主観・経験になりますが、主にBtoB商材で競合系のキーワードに配信ボリュームがあるものは前向きに実施・検討頂くことをお勧めします。本記事で紹介した事例もまだまだデータ蓄積中や他にも実施を始めた案件もあるため、有用な情報があれば、別途ご紹介できたらと思います。