動画配信メディアとして圧倒的利用ユーザー数を誇るYouTubeですが、2016年実施のニールセン デジタル社の調査によると、18歳以上の月間アクティブユーザー数は6,200万人に登ると言われています。また、利用者の40%はYouTubeで見つけた商品を購入したことがあると回答しています。
そんな大きな可能性を秘めているYouTube動画広告ですが、ブランディング目的で配信するイメージはありませんでしょうか。私も「動画広告は、インプレッションや視聴数はかなり獲得できるけど、クリック単価に換算すると高くつくなあ」
といった印象をもっており、コンバージョン目的の広告主様には提案しずらい印象でした。
そこで、今回はYouTube動画広告の中でも、CVやCPAを目的として配信ができるTrueViewアクション広告をご紹介いたします。
TrueViewアクション広告とは
TrueViewアクション広告とは、基本仕様はインストリーム広告と同じです。
異なるポイントは、
- 動画の途中や最後に表示される行動を促すフレーズ大々的に表示される
- 入札方法にコンバージョン数の最大化や目標CPA単価が選択できる
の2つです。
インストリーム広告のCV獲得を目的としたバージョンというとイメージが付きやすいと思います。その他の仕様に関しては、主な動画広告フォーマットと共にまとめさせていただきました。
TrueViewアクション広告の入稿方法
キャンペーン作成画面から、目標:見込み顧客の獲得、キャンペーンタイプ:動画 を選択します。
入札戦略は、
「目標コンバージョン単価制」or「コンバージョン数の最大化」のどちらかを選択します。
広告の作成画面では、「行動を促すフレーズを」必ず設定しましょう。
実際に配信してみた
実際にTrueViewアクション広告を配信する機会がありましたので事例紹介させていただきます。
案件概要
- 商材:学習塾
- 配信メニュー:検索連動型広告、TrueView広告、ディスプレイ広告
- CVポイント:無料体験レッスンのWeb申し込み
- 動画広告のターゲティング:カスタムアフィニティ、カスタムインテント、リマーケティング
TrueViewアクション広告 VS TrueViewインストリーム広告
本アカウントでは、TrueViewインストリーム広告で配信していたものを、TrueViewアクション広告に切り替え運用を行いました。切り替え前と切り替え後の比較が下記の通りです。
インストリーム広告では、CV2件、CPA34,972円で推移していたものが、アクション広告に切り替えた後、CV7件、CPA10,125円と改善しております。クリック率もアクション広告のほうが高く、クリックも安価に獲得ができております。
検索広告 VS TrueViewインストリーム広告
同期間に配信していた検索広告との比較が下記のとおりです。
※指名以外のKW
最後に
今回はYoutube動画広告のTrueViewアクション広告をご紹介させていただきました。
動画広告はブランディング目的の配信といった印象がありますが、TrueViewアクション広告を利用することで、コンバージョン目的でも配信ができるようになっております。
みなさんも是非活用してみてはいかがでしょうか。