今回は、ローカルコンバージョンについて、知っ得を書かせていただきます。
ローカル コンバージョン アクションの仕様
ローカルコンバージョンアクションの簡単な仕様について。ローカルコンバージョンアクションは本CV以外の成果を計測することができるため、実店舗を構えている来店型のビジネスなどで活躍します。
これは広告と接触中または接触後のユーザーが、広告主様の物理的なビジネス拠点(実店舗など)に直接関係するアクションを完了した場合、たとえば広告と接触後、Google マップでルート案内ボタンがクリックされるなどのアクションをした場合です。
今回、来店型ビジネスにおいてローカルコンバージョンアクションを計測したことによってユーザーの動向を本CV以外からも窺い知れた一例をご紹介したいと思います。
ローカルコンバージョンアクションの導入方法はGoogle マイビジネス アカウントを Google 広告アカウントにリンクする必要がありますが、その方法や仕様については本投稿の趣旨から逸れてしまうため割愛させていただき、下記にてご確認をお願い致します。
◆ローカルコンバージョンアクションについて
https://support.google.com/google-ads/answer/9013908?hl=ja
◆グーグルマイビジネスについて
https://support.google.com/business/answer/6300665?hl=ja
本CVの位置と運用実績
- 電話タップ
- 来店予約
上記を本CVの位置として、約90日間の運用実績は下記の通りです。
店舗Cについては本CVがついておらず、これだけではユーザーの本CV以外の動向は窺い知ることはできません。
ローカルコンバージョンアクションを含めた場合
次に下記は本CVと併せてローカルコンバージョンアクションの計測も加えたものになります。
上述の店舗Cではユーザーの動向が電話タップと来店予約でしか読み取れなかったのに対し、ローカルアクションを含めた上表ではユーザーによる広告接触後の動向を窺い知ることが出来ます。(*同一ユーザーがWEBサイトを見た後にルートを検索することもあるため、同一ユーザーの複数回のアクションが加えられている可能性があります)
実際に私達も実店舗型のビジネスを利用するときには検索画面に表示された店舗情報やGoogleマップでのルート検索を多くしているのではないでしょうか。
Googleも下記のような内容の記述を残しており、今後、ますますこのような利用経路は増えることから包括的な分析が必要といえます。
”スマートフォンでローカル検索を行うユーザーの 88% は、1 週間以内に関連するお店を訪れます。”
新しいローカル コンバージョンの分析情報を活用してローカル広告を最適化する -Google 広告 ヘルプ
考察
今回の事例のユーザー動向の予想としては、広告を介しての直接的な動き。
◆広告閲覧→来店予約→来店
のような動きだけでなく
◆広告閲覧(認知)→情報収集(他社比較など)→ローカル検索(Googleマップ検索)→ローカルアクション(経路検索)→来店
のようにリサーチなどを含めて間接的な動きも含まれていると予想されます。
またローカルアクション-その他は 場所の共有、保存などのボタンのクリックなどを指すことからローカル検索をした後、取り敢えずお店の情報だけ保存しておこうというユーザーの動向が上表の数字としてもみられているのではないかと思います。
まとめ
もし広告主様が実店舗をビジネス拠点として構えている場合などにはGoogleマイビジネスとの連携を提案してもよいかもしれませんね。
Googleマイビジネス自体は無料ツールですし、ビジネス情報の露出が増えることによってユーザーのさらなる獲得も目指せるかもしれません。
今回はローカルコンバージョンアクションに注目した内容の記事となりましたが、日々多様化するユーザー動向を正確に、素早く、的確にキャッチし、効果的で効率的な広告運用につなげていきたいものですね。