本日は、広告文メニューの追加によって配信結果に大きな変化があったアカウントがありましたのでご紹介させていただきます。
案件概要
さて、まずは実際のお客様情報をご紹介します。
- 業種：自動車ディーラー
- 配信エリア：関西
- 配信媒体：Google
- 目標：キャンペーン応募獲得
月ごとに違うキャンペーンを実施し、応募獲得を目標として配信を行っております。約4年間の長期間配信をお任せいただいており、安定したコンバージョンを毎月獲得できています。しかし、ここ最近はクリック単価の高騰やコンバージョン率の低下等で少しずつ右肩下がり傾向でした。何か改善できることはないかと考えたところ、クリック率が少しずつ低下していたので広告が見飽きられた可能性が高いのではないかと感じました。確かに、今まで安定したコンバージョンを獲得できていたことから、成功パターンを崩さないように広告文や、バナーデザインがワンパターン化していたのかもしれない・・・。
そこで、新しいユーザーにもしっかりとアピールができるよう広告文メニューを追加し、クリック率の向上を狙ってみようということになりました。
追加した内容
今回の配信で追加した広告文メニューは下記の通りとなります。
- Googleレスポンシブ検索広告
- Googleレスポンシブディスプレイ広告
少し前にGoogle広告にてリリースされたレスポンシブ検索広告、及びレスポンシブディスプレイ広告を追加配信してみました。
配信結果
実際の配信結果を、過去の事例ごとにまとめてみました。
※費用に差がありますが、いずれの媒体も同じキャンペーンを実施した月で比較を行っています
表の上段の『過去事例①』が安定してコンバージョンを獲得できていた時期の配信実績となります。平均クリック単価が56円、全体のコンバージョン単価が8,442円とかなり良い数値での配信を行うことができていますね。次に、表の中段『過去事例②』がここ数ヶ月の配信実績となります。『過去事例①』と比較するとクリック率が0.1％低下しており、全体のコンバージョン単価も倍にまで悪化しております・・・。
そして表の下段、『変更後』が今回広告文メニューを変更した後の配信実績となります。『過去事例②』と比較するとクリック率が0.1％上昇しており、見事『過去事例①』の数値まで改善できております！コンバージョン単価も、『過去事例②』の時期から約4,000円抑制することができております。また、最も大きく成果が好転したのは屋号キャンペーンです。『過去事例②』と比較しますとコンバージョン単価を約半分にまで抑制することができました。屋号キャンペーンはユーザーが屋号名で検索をしてくれているため、ある程度ニーズの高い層からの流入しかありませんが、広告文メニューを変更したことでここまで大きく変化がでました。
当初の狙いのクリック率の向上という面では『過去事例①』の数値まで改善することはできませんでしたが、ここ最近の配信の中では最も良い数値で配信を行うことができており広告文メニューの追加により新しいユーザーや既存ユーザーに再アプローチを行うこという目的は達成できたのではと考えております。
まとめ
いかがでしたでしょうか？今回は広告文メニューの追加による配信結果の変化をご紹介させていただきました。当たり前のことなのですが、広告配信の中でできる施策はどんどん試していくべきだと改めて実感しました。「追加提案をしたいけどなかなか時間が・・・」と思っている方はもちろん、「現状の構成で安定しているからなぁ」と思っている方もぜひ一度試してみてください。新たな発見や、より良い運用を行うためのきっかけが見つかるかもしれませんよ。
