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【Google広告】店舗からの距離別に配信結果を調べてみよう!

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こんにちは多々良です。今回はGoogle広告で作成することが出来る「距離レポート」についてご紹介したいと思います。

店舗からの距離を見るには

店舗からの距離別に配信結果を見るためには、「距離レポート」を作成します。「距離レポート」は広告管理画面のレポート機能から、事前定義レポート>地域>距離 で簡単に作成可能です。このレポートでは、広告表示につながった地域と、最寄りの店舗やサービス所在地との距離に応じて配信結果を確認できます。広告表示につながった地域は、ユーザーの実際の所在地か、そのユーザーが検索やコンテンツの閲覧を通じて関心を示した地域である可能性があります。また、このレポートで出力されるのは検索ネットワークキャンペーンとショッピングキャンペーンのみとなります。注意点として、この距離レポートを作成するためには、広告アカウントをGoogleマイビジネスと連携させて住所表示オプションの設定が必要です。現在、住所表示オプションを設定するためにはGoogleマイビジネスとの連携が必要なためご注意ください。

参考:地域別の掲載結果の測定について
地域や距離に関するレポートを表示する

実際にレポートを作成してみよう

案件概要

  • 業種:歯科医院
  • 配信媒体:Google検索
  • 配信キーワード:「歯科×地域名」「医院名」など
  • 配信地域:医院から半径20km程度(市区町村単位で設定)(興味関心のあるユーザーを含む)
  • 検証期間:3ヶ月

いざ作成

実際に作成した結果がこちらです。

700m~65kmまでで分割され、700m以内と65km以上はそれぞれ1項目に集計されます。更にキャンペーン別で分割することも可能でした。「◯◯km以内」という形で分割されるため、特定の距離以内の数値を含んだデータが出力されます。(「△△km以上、〇〇km以内」という形では出力されません。)また先述の通り、ユーザーが関心を示した地域の数値と実際の所在地が混ざったデータのため、このレポートの数値=ユーザーの所在地ではない点にはご注意ください。ちなみに、レポートで分割されている各距離を地図上に線引してみると以下のような感じになります。

結果と活用例

では、レポートから何が見えてくるでしょうか。Google公式ヘルプでは以下のように距離レポートの活用例が記載されています。

たとえば、従来型の店舗を運営していて、店舗から 8 km 以内の距離にいるユーザーに表示された広告でコンバージョン率が高くなっていることが、距離レポートでわかったとします。この場合は、半径を指定したターゲット設定と地域による入札単価調整を使用して、半径 8 km 圏内にいるユーザーの入札単価を引き上げることができます。

ふむふむなるほど。今回のレポートを見てみると、5km以内からコンバージョン率が28%と高くなっており、1km以内でも35%と高い数値です。とはいえ上述の通り、5km以内の結果は1km以内の結果も含んだ数値のため、パッと見の数値が高くとも注意は必要そうです。地名系キーワードをメインに配信していることからも概ね予想通りではありますが、こうして数字で見ると少なからず実感がわきます。今回は管理画面上での表示回数の約70%程が距離レポートに出力されていため、それなりに信頼できるデータが得られたのではないでしょうか。
仮にGoogleの活用例に習って配信地域を設定するとしたら、以下のように地域設定を重ねるように設定し、入札単価調整をすると良さそうですね。

  • 市区町村単位20km程度(入札単価調整比 ±0%)
  • 半径5km(入札単価調整比 +10%)
  • 半径1km(入札単価調整比 +20%)

おまけ

レポートをダウンロードして「△△km以上、〇〇km以内」という形で表を作り変えてみました。多少波はありますが、概ね距離が遠ざかるにつれてCVRが下がっていることが伺えます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。レポート作成には条件がありますが、既に住所表示オプションを設定しているアカウントは一度作成してみてはいかがでしょう?キャンペーン単位で分割することも可能なため、キーワードの種類ごとに分析することも出来ますし、設定地域内にいるユーザーのみに配信した場合には、また傾向が変わってくるかもしれません。毎日見るような指標ではないので、案外見たことがない方も多いのではないでしょうか?ぜひこの機に皆様のアカウントで距離レポートを活用してみましょう。

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ブログ記事の中で広告運用の事例をご紹介することがありますが、実際の事例を一部加工した内容となっておりますのでご留意ください。

また、2018年7月24日よりGoogle AdWordsはGoogle広告に名称変更されました。それ以前の記事に関してはGoogle AdWordsと表記されておりますのでご了承ください。


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