今回はディスプレイ広告の入稿で、私が気を付けているポイントを2つピックアップしました。
これからディスプレイ広告の入稿を控えている方の参考になると幸いです。
1.基本的な6つの項目
基本的な6つの項目ですが、とても大切なのでピックアップしました。
- 開始日
- 終了日
- 予算
- 地域
- 年齢
- 性別
間違えがちなケース
開始日・終了日・予算を間違えていた
期日が決まったキャンペーンを広告配信している際は、配信日程はとても大切です。 スケジュールはどのタイミングで停止するのか、日にちや時間は認識の違いがないように確認しましょう。
また予算変更があった際に、日予算を変更し忘れていた!なんてケースもあるかと思いますので気を付けましょう。
地域
デフォルト設定は「日本」となっているので、配信地域が決まっている際は変更しましょう。指定の地域に興味関心のあるユーザーを含めるか否かなども、商材に合わせて確認しましょう。
年齢・性別
デフォルトは全ての年齢・性別が対象となっているため、ターゲティングしたい年齢や性別は追加しましょう。不明層を入れるかどうかなども、しっかり確認しましょう。
当たり前の項目ばかりですが、6つの項目のどれか1つ違うだけで大きなダメージをうけるので何度もチェックしましょう。
2.柔軟なリーチ
この設定は本当に落とし穴です…。気を付けましょう。
まず柔軟なリーチとはなんでしょう?
柔軟なリーチとは
配信ユーザーの範囲を調整できる仕組みです。
設定内容は
- 「ターゲティング(掲載先の絞り込みと入札単価)」
- 「モニタリング(入札単価のみ)」
の2つです。それぞれ簡単に下記にて説明いたします。
「ターゲティング(掲載先の絞り込みと入札単価)」
指定したターゲティングに限定して配信します。仮にターゲティングが存在しない場合、「配信されない」ではなく、「ターゲティングを限定しない」という指定をした扱いで配信されます。
「モニタリング(入札単価のみ)」
指定したターゲットを考慮せず配信します。ブロード配信する際や、ユーザーリストなどのデータをためたい際に指定します。
設定方法
また管理画面・エディターどちらからも設定は可能ですが、エディターの方が見やすく設定が簡単なのでオススメします!広告グループでの設定になります。
広告グループでの設定
①広告グループを選択
②柔軟なリーチを選択
③必要なカテゴリごとでモニタリングかターゲティングかを選択
ちなみに:キャンペーンでの設定方法
※1.ユーザーリストをキャンペーン単位で紐付けられるのはRLSAのみです。
※2.ディスプレイ広告でユーザーリストをキャンペーン単位で紐付けるとエラーになります。
※3.キャンペーン単位でリストを紐付けた状態で、広告グループの柔軟なリーチを変更しても設定は変わらず意味をなさないため、キャンペーン単位で紐付けた場合はキャンペーンの柔軟なリーチを変更しましょう。
①キャンペーンを選択
②柔軟なリーチを選択
③「ユーザーリスト」でモニタリングかターゲティングかを選択
危険な事例3選
事例1
リマーケティング配信をするとします。
ユーザーリストは紐付けました。しかし柔軟なリーチをモニタリングで設定・・・。
⇒実はブロード配信されています!!!
⇒柔軟なリーチをターゲティングに変更することで解決できます。
事例2
リマーケティング配信をします。
柔軟なリーチはターゲティングで設定していますが、リストの紐付けをしていない・・・。
⇒実はブロード配信されています!!!
⇒ユーザーリストを紐付けることで解決できます。
事例3
年齢を設定していますが、柔軟なリーチをモニタリングで設定・・・。
⇒実は年齢制限がかかっておらず、全年齢に配信されています!!!
⇒柔軟なリーチをターゲティングにすることで解決できます。
上記パターンのように、モニタリングやターゲティングの設定を間違えるだけで、配信に大きな影響を与えます。何度もチェックするようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
入稿の際は、これで合っているか?ミスはないか?と何度も心配になる運用者さんは多いのでないでしょうか。今回紹介させていただいた2つのポイントを気を付けるだけで、ミスは少なくなると思います。
少しでも参考になれば幸いです。以上、高木でした!