本日は、2018年9月に廃止されると同時にプレースメント除外設定が解除されるということで有名な「adsenseformobileapps.com」の変更を受けて、なにか簡単にアプリ除外の対策ができないか調査してみましたのでご紹介いたします。
「adsenseformobileapps.com除外」の終了とは
これまで、プレースメント除外の設定に「adsenseformobileapps.com」と設定を行うことでアプリへの配信を一括除外できていた機能が廃止されます。
最も懸念すべきポイントは、2018年9月に廃止されると同時に除外設定が解除されるということです。「adsenseformobileapps.com」で除外設定している方は一度アカウントを確認しましょう。
上記、アカウントでの設定状況確認や気をつけるポイントなどは、弊社過去記事をご確認ください。
【Google 広告】アプリ広告の配信設定に関する重要な変更
残されたアプリ除外の方法について、「個々のプレースメント指定でアプリ除外」「トピックでの除外」など、除外は可能ではありますが、「数が膨大すぎて対応しきれない」「アプリ以外の配信先も除外の影響を受けてしまう」など現実的ではありません。
大前提、「アプリには広告を出したくない!」といった設定も上記では叶えられないため、なにか対策がないか試行錯誤してみました。
「アプリのカテゴリ」除外
上記の過去記事にもありましたが、アプリのカテゴリごとで除外を行う手法です。カテゴリに分類されたアプリへの配信を除外設定することができるため、1つ1つ除外設定するよりも手間を省くことが可能です。
カテゴリ内の詳細を確認すると、
- Apple App Store
- Google Play
- Windows Phone Apps
など、デバイスごとで大ききなジャンル分けがされており、詳細を展開すると、
- Book(Apple App Store)
- Music(Apple App Store)
- Shopping(Apple App Store)
- エンタメ(Google Play)
- ゲーム(Google Play)
- フード&ドリンク(Google Play)
など、141のカテゴリが存在しているようです。
「全部のカテゴリを除外設定に登録するとどうなるのか」が気になったため、ヘルプセンターに確認したところ「アプリのカテゴリ除外で全てを選択することで完全にアプリへの広告配信はなくなる。」と回答いただけました。
「もうアプリの一括除外はできない・・・」と落胆していた運用者には良いお知らせですね。実際に設定する方法を次でご紹介いたします。
設定方法
早速ですが、実際の設定方法をご紹介いたします。管理画面、エディターどちらからも設定可能ですが圧倒的に「エディター」がおすすめの方法となります。
除外方法(エディター)
手順はとても簡単です。数分で完了します。
(1つのキャンペーンに適応する場合で作業時間を実際に計ってみたところ、ジャスト1分で完了しました。)
①エディターを起動し、対象のキャンペーンで「キーワードとターゲット設定」内の「モバイルアプリ カテゴリ,除外」を選択
②「除外モバイルアプリ カテゴリを追加」→「キャンペーンor広告グループ単位の除外モバイルアプリ カテゴリ」を選択
③「All Apps]を選択し「OK」で確定
以上で設定は完了です。※編集完了後の送信は忘れずに行ってくださいね。
「adsenseformobileapps.com」の除外設定をしていた頃と大差ない工数で同じ除外内容の設定が完了できますね!
除外方法(管理画面)
続いて管理画面での設定方法です。正直、一括の選択が行えず、チェックボックスの挙動も不安定なため、管理画面で行うメリットは少ないですが、「のっぴきならない理由でエディターは使えん!」と言った方のために念のため記載いたします。
①管理画面のプレースメント画面にて「除外設定」を展開、ペンマークをクリック後、「アプリのカテゴリ」を選択。除外したいカテゴリを追加
②今回の場合は「すべて」のアプリを除外するので、アプリのカテゴリ(141)を展開、すべてのチェックボックスにチェックを行い保存
上記で除外は完了、以降はアプリに広告配信は行われません。
管理画面で実施する際はすべてのカテゴリを選択する際に、Shiftで全選択!が行えないのでかなりイケていない仕様ですね・・・。(全部カチカチカチカチと選択しました。)
まとめ
いかがでしょうか。「アプリ除外この先どうしよう・・・」といった悩みを解消できれば幸いです。ココ最近、新管理画面に移行をしたり、設定できる内容が変更されたりと勉強することが盛りだくさんのGoogle広告。設定の内容や方法など、やりたいことと出来ることをうまく整頓したいですね。