こんにちは。
最近スイカを食べて早くも夏を感じた高木です。
暑い日が続きますが「平成最後の夏」楽しんでいきたいですね。
さて今回は、サイトのABテストを行ったことで、成果に差が発生したお客様がいらっしゃいましたのでご紹介いたします。
案件概要
- 商材:化粧品の通販サイト
- 配信地域:全国
- 配信媒体:Yahoo!検索広告
- ターゲット:20代後半で本物志向のあるユーザー
- 商品の特徴:素材や品質管理を徹底していることが強み
化粧品の通販サイトを運営しているお客様で、2パターンのサイトがあります。
2パターンのサイトでABテストを行い、成果の差を検証することになりました。
Aパターン・Bパターンの特徴
Aパターン
- 公式ブランドサイトと同じ色合い(背景が白色)
- クレジット・代引き・コンビニ後払いなど支払い方法が一発で分かる
お客様の公式ブランドサイトは白背景に紺色の文字で商品の説明がしてあります。
Aパターンのサイトは公式ブランドサイトと同じイメージとなっております。
Bパターン
- 公式ブランドサイトと真逆の色合い(背景が黒色)
- 「送料無料」と安さをアピールしている
Bパターンは公式ブランドサイトとは真逆の色合いで、黒い背景に赤い大きな文字で商品の安さをアピールしています。
配信結果
AパターンとBパターンでクリック率は、どちらも大きな差がないのに対し、コンバージョン率にとても大きな差があることが分かると思います。Aパターンのサイトの方がBパターンのサイトに比べ、4倍もコンバージョン率が高い結果となりました。
その要因を考えてみました。
考察
コンバージョン率に差が出た要因の考察として、ユーザーがサイトを訪れた際の心理状況に注目してみました。
Aパターン
Aパターンは公式ブランドサイトと同じ色合いのサイトとなります。公式ブランドサイトで「化粧品」のブランドイメージが確立されています。
元々本物志向が強いユーザーがターゲットであるため、後に検索広告で同じイメージのAパターンのサイトに流入することで、安心感や親近感が強くなり購入のハードルが下がったと考えられます。したがって多くのコンバージョンを獲得することが出来たのではないでしょうか。
Bパターン
Bパターンは公式ブランドサイトとは正反対の色合いで、安いイメージをもたせるサイトとなります。公式ブランドサイトで清潔なイメージを持ったユーザーが、検索広告でBパターンのサイトに流入するとします。これも予想ではありますが、公式ブランドサイトと色合いが正反対のサイトのため、本物志向からくるであろう真理状態として「公式の商品という認識が出来ず怪しい印象をもってしまった」のではないでしょうか。よってBパターンのサイトの離脱者が多くなってしまったと考えられます。
以上のことから、公式ブランドサイトと通販サイトを同じ色合いにすることでブランディングイメージが高まりユーザーに安心感をもたせることができたと考えられます。ユーザーの心理を考えながらサイトを作成することで成果拡大できるかもしれませんね。
まとめ
今回は化粧品の通販サイトだったため、公式ブランドサイトや通販サイトは背景を白色にし清潔感を出すことでユーザーに安心感をもたらすことが出来ました。
例えば、ゲームの攻略本やパチンコの攻略サイトなどは、ミステリアスなイメージをもたせるとうい目的で背景を黒色にしてみてもいいかもしれません。
お客様の商品は何が強みになるのか、どんなイメージだとユーザーは興味を持つのかを見極めて、最適なサイトが出来るよう色合いなどを変えてテストしていきたいですね。
以上、高木がお届けしました。