さて、今回は『広告の運用開始時に気をつけたいポイント』をまとめてみました。
リスティング運用初心者の方はもちろん、普段はミスなんてしないベテラン運用者の方も、正月気分がまだまだ抜けきっていないであろうこの時期!いつも以上に気をつけたいことだと思うので、よろしければ参考までにどうぞ。
気をつけたいポイント
私が新人だった頃、ついうっかりしてしまったことや、個人的にミスが起きやすいかな・・と感じるポイントをいくつか下記に画像と共に簡単にまとめてみました。
※本当に基本的なことばかりになります
※うっかり屋さん以外は「こんなことミスしないよ!」と思うかもしれませんが、暖かな目で見てください
アカウント設定がオフになっていた(Yahoo!)
「アカウントの準備OK!さあ配信開始だ!・・・あれ・・・配信されてない?」
アカウントの構築準備をしている間、誤配信を防ぐためにアカウントの設定自体をオフにしている方もいるっしゃるかと思います。さらにこのアカウントのオンオフ設定、(あくまで主観ですが)管理画面をパッと見るだけでは、今がオンなのかオフなのかなかなか気づきにくいかと思いますので、こちらしっかり気をつけたいですね。
日予算の設定を変更していなかった
「問題なく配信が開始できた!うんうん、広告も順調に表示されている!」
「(翌日)・・・1日でこんなに予算を使っている・・・あ!日予算の設定を間違えていた!!」
こちらもアカウントの構築準備をする際、予算がまだ確定していない等、何らかの理由で「ひとまず日予算を◯◯円にしておこう。」となる場合があるかと思います。そのひとまず設定をうっかり忘れてしまい、お客様からお預りしている広告費を1日で使い切ってしまった、もしくはその逆で日予算を少なく設定しすぎていて配信が全くされていなかった・・・なんてこと絶対に避けたいですよね。
広告の審査が落ちていた
「日予算OK!アカウントのオンも確認!今度こそ、配信開始だ!・・・あれ・・広告が出ていないぞ?」
全ての準備が完璧にできているのに、広告の配信がされない。蓋を開けたら実は審査落ちしていたパターンです。こちらはよくバナー広告で起きる事象だと思います。広告を入稿してから、審査が完了するまでに少し時間が空きます。その間に別の仕事でバタバタしていてうっかり確認を忘れていた・・・なんて経験ないでしょうか?
【Google】
【Yahoo!】
上図のように、Yahoo!は管理画面左下の承認状況のページを、Googleは「広告」タブで承認状況をフィルタをかけて確認を行うように気をつけましょう。
アカウントを複製した際の設定変更漏れ
「アカウント複製で作業時間短縮!」
「(後日)・・・ん?!コピー元のアカウントの設定で配信をしているじゃないか!!」
アカウント構築の際、上図のようにアカウントをコピー&ペーストをする方もいらっしゃるかと思います。その際、コピー元の配信設定や広告文(コピー先と関係のない)まで残ってたり、本来必要な設定が行われずに配信されてしまうケースありますよね・・・。
この設定は引き継がれていないと思っていた、やらなければいけない設定変更を忘れていた、なんてことで別のアカウントの設定のまま配信してしまうのは絶対に避けたいですね。
リマーケティングリストの紐付け忘れ
「うんうん、順調に配信ができている・・・・あれ・・リマケの配信量が多すぎないか・・?!」
こんな時は、下記画像のように広告グループにリストの紐付けを忘れていることが多いです。
【Google】
みなさまご存知だと思いますが、リマーケティング配信を行う場合、準備したリストの紐付けを行わければブロード配信になっちゃいますよね。ターゲットユーザー以外にも無差別に広告が配信されてしまうため、こちらも絶対に避けたいミスの一つです。
柔軟なリーチの設定間違い(Google)
「リストもしっかり設定しているのに広告の配信量がおかしい・・なんでだろうな・・・」
Googleのディスプレイ広告を配信する際、「掲載先の絞り込みと入札単価(ターゲティング)」と「入札単価のみ(モニタリング)」の設定します。実はこの設定の考慮が漏れていて、意図したターゲティングで配信ができていなかった・・・リスティング運用初心者さんにはよくありがちなミスですね。
こちらに関しては、上図のようにGoogle AdWords Editorで確認すると今の設定がどっちになっているかが管理画面で目視するよりわかりやすいと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
「分かっていても、うっかり設定し忘れちゃうんだよな~・・・。」
そんな時もありますよね。ただ、配信設定のうっかりミスなどはチェックリストを作ってみる、ダブルチェックをお願いする、配信後は特にアカウントの確認をこまめに行うなど、自分のちょっとした工夫次第で防げるものだと思います!
「何事も始めが肝心」とよく言われるように、運用開始時の設定ミスはその後のお客様との関係性にも大きく響いてくる可能性があります。せっかく運用はバリバリできるのに、小さなミスで信頼度が下がってしまう・・・そんなのもったいない!本記事が「こんなこともあるな~」といった啓蒙(みたいなもの)になれば幸いです。正月気分が抜けきっていないこの時期、「この設定うっかり忘れてた・・・。」なんてことのないよう、しっかり気を引き締めていきたいですね!