皆さん、こんにちは。
今回はマイクロコンバージョンを設けて成果が上がった事例となります。今回は、その事例を簡単に紹介させて頂きます。
アカウント概要
- 業種:中古車ディーラー
- 成果:店舗への来店(CV計測できないため、体感値となります)、お問い合わせ
- エリア:愛知県
配信構成
今回は下記のキーワードで構成しました。
- 中古車×販売、価格、エリア
- 取り扱っている中古車車種×販売、価格、エリア
当然ではありますが、中古車の購入に関心のあるユーザーをターゲットとした構成となります
配信結果
上図は配信当初の結果です。
今回のメイン目的は店舗誘導であり、オンライン問い合わせの獲得は補足的な位置づけではありますが、管理画面上では数件程度しかCV獲得できませんでした。
メイン目的である店舗誘導については画面で計測できないのでクライアント様に聞いてみました。
実際の来店状況
「来店者数は増えたような気がする・・!?」
という状況でした。このままでは今後の運用方針が定められないですよね。
どのキーワードが来店者数に貢献しているかを測るためマイクロコンバージョンを設定することにしました。(最初からやれよというツッコミはあるでしょうが、事情もありまして・・・)
マイクロコンバージョンポイント
今回、マイクロコンバージョンに設定したページは「車情報の検索結果ページ(※)」にしました。
※車種やメーカー、価格等を条件に欲しい車があるか検索するページ
車情報を検索したら必ず来店する、とはもちろん考えておりませんが、サイトに訪れて且つ車情報を検索するユーザーであれば、購入に関するモチベーションは高いはずです。
モチベーションの高いユーザーならば来店の可能性も少なからずあるはず!
というのが今回のマイクロコンバージョンの狙いです。
配信結果を次にまとめています。
マイクロコンバージョンを設定した結果
マイクロコンバージョンしたのは、どういうユーザーなのでしょうか?
実際のクエリが下記です。
マイクロコンバージョン数降順に並べてみました。
クエリの傾向から検索の時点で「特定の車種」を含めて検索する傾向があることがわかりました。
その前提で、次月以降は「特定の車種」系の入札単価を強化しました。
調整した結果
マイクロコンバージョンが施策前に比べてさらに増えましたね。実際のクエリ状況をピックアップでまとめました。
狙い通り、特定車種のキーワードでマイクロコンバージョンが獲得できています。
実際の結果
クライアント様にヒアリングしたところ、
「実際の来店者の傾向として、上図クエリの「車種B」や「車種C」を求めているユーザーが増えた」
と仰って頂けました。
マイクロコンバージョンを設置したことで、「来店につながる可能性の高いユーザー」がどういう系統であるかが、今回の結果で分かりましたね。
まとめ
如何でしょうか。今回の結果をもとに、さらに特定車種系の検索ユーザーを伸ばしたことで、繁忙期にはさらに成果が向上したと嬉しいお話を頂いています。
特に来店型ビジネスでは店舗来店を計測することができるのですが、システム構築やツール導入など、コストもかかります。中小企業ではなかなかコストは掛けられないケースも多いですよね。
しかし、店舗で「サイトを見て来た」と言ってくれるユーザーばかりではないので、今回はクライアント様にもご協力いただき、来店されたお客様にヒアリングを行って頂き、フィードバックをいただきました。
そのフィードバック内容と、管理画面でのデータを突き合わせると、今回のマイクロコンバージョン計測は有効な施策の一つであったことがわかりました。
特に費用は掛けなくても、知恵と工夫と努力で、クライアント様と二人三脚で頑張ったという事例紹介でした。
来店型ビジネスの広告主様、ぜひお試しいただけたらと思います。