さて本日は、1枚で完結するタイプのLPで効果的な広告表示オプションには、
どんなものがあるだろうと調査、設定を行ってみましたのでご紹介をいたします。
サイトリンク表示オプション
広告に設定したリンク先URLとは別に、広告文の下に追加で表示できる広告表示オプションの一つです。サイトリンクを設定することで、ユーザーが探している情報や、ページにスムーズに誘導することを主な目的としたオプションと言えるでしょう。
(皆さん、もうご存知のとおりです・・・!)
詳しい設定方法は、今回は割愛させて頂きます。詳細はヘルプページをご参照ください。
1枚で完結するLPでサイトリンク?
「サイトリンクを設定したいけど、今回のリンク先は1枚で完結しちゃうLPなんだよなぁ・・・」
皆さんこんな状況、一度は遭遇したことがあると思います。「今回は、サイトリンクは諦めるか。」となる方も居れば、「一か八か、同じリンク先URLで登録してみるか!」とまずは試してみる方もいるかと思います。
私は後者で、とりあえず試して見る派なのですが、そもそも、公式ヘルプページでは以下のように定められています。
■URL の重複
次のようなケースは許可されません。
・同じキャンペーンや広告グループで、複数のサイトリンクのリンク先として同じランディング ページやコンテンツを割り当てること
・同じランディング ページや同じコンテンツをリンク先とするサイトリンク例: 同じページの別のタブへのリンク、同じページの別のアンカーや別のフラグメント識別子へのリンク
注: リンク先のコンテンツが他と異なると判断されるには、そのページのコンテンツの約 80% が他のどこにもない独自コンテンツであることが必要です。
(引用元:サイトリンク表示オプションの要件)
アンカーもだめと明記されてしまってはもう打つ手はないっ・・・!
と、分かってはいるものの、ものは試しと実際に入稿、風のうわさでは審査に通る場合もあるのですが当然ながら褒められた行為ではないですね。でも、広告表示面積や情報量は増やしたい・・・。
うーむ、なんとか正攻法で打開策がないかGoogleさんに問い合わせを行ってみました。
発見!まさかの裏技。
まずはじめに、ダメ元で「同じリンク先を複数登録できますか?」と質問したところ、当然ながら答えはNG。公式の回答としては、「基本的には不承認となる。現在、審査に通過している状態であっても、いつ不承認となってもおかしくない。」とのことでした。
その上で「1枚ペラのLPでサイトリンクを設定したい場合、なにか打開策はありますか?」と聞いたところ、意外な回答をいただきました。
Google「サイトリンクには通常、リンク先が同一のドメインのものを利用するとありますが、一部例外があります。例えばFacebookページや、ツイッターアカウントなどが挙げられます。」
!?
上記はヘルプページにもしっかりと記載があり、自分の読み込みの浅さを痛感させられました。
■第三者の URL
次のようなケースは許可されません。
広告の最終ページ URL のドメインと一致しないサイトリンク URL注: リンクには通常、広告 URL と同じドメインを割り当てますが、限られた状況下では、第三者のサイトにリンクを割り当てることもできます。たとえば、Google+ ページ、Facebook ページ、Twitter アカウント、YouTube の動画、LinkedIn のプロフィールなどが挙げられます。その場合、リンクテキストからリンク先の内容がわかるようにしてください。たとえば、YouTube の動画にリンクする場合は、リンクテキストに「YouTube の動画へリンク」などと表示します。
(引用元:サイトリンク表示オプションの要件)
ふむふむ、なるほど。
プロモーション動画や、宣伝用のFacebook・ツイッターを利用することで1枚で完結するLPにもサイトリンクを設定することができそうですね!
ブランディング目的であれば上記設定でも問題ないのですが、
目的がweb経由でのお問い合わせ増加だったりする場合は少しずれてきそうですね・・・。
他にも手法はないか更に聞いてみました。
価格表示オプションの設定
「1枚で完結するLPの場合で、他に設定できるものはありますか?」とお尋ねしたところ、
これまた意外。有益な回答を得られました。
Google「価格表示オプションであれば、同一のURLを複数登録することも可能です。LP内にて表示した内容が明記されていて、関連性がある場合は利用可能です。価格も「0円」と表示として設定可能です。」
!!!
私「では例えば工事費無料、お問い合わせ無料、アフターサポート無料などで設定ができるでしょうか?」
Google「繰り返しのご案内となりますが、設定した内容がページ内に明記されている&関連性が認められれば利用できます。」
!!!!!
私「ありがとうございます!早速試してみます!」
早速試してみた結果が以下となります。
なんと、無事に承認され実際に配信実績も確認できました。
上記価格表示オプションは、全て同一URLで広告のリンク先と同じものを設定しています。
疑似サイトリンクではありますが、うまく活用すればサイトリンクと同じような働きをしてくれそうです!
以下、補足情報となりますが、
以前は上位表示でしか表示されなかった価格表示オプションですが、最近では上位表示ではない場合も表示されることがあるようです。
このように、「もっと見る」ボタンでの表示がされるようになっていました。
これは設定して、損なし!ですね。
まとめ
知っているようで知らなかったり、ルールは覚えても使いこなせなかったり・・・、「またこんど」「まぁいっか」で済んでしまうような事から色々学べることが多いのだと再認識しました。