2017年も1月が終わろうとしています。2017年が平成何年か、そろそろ皆様覚えましたか?そして、新年の抱負はまだ覚えていますか?ちなみに、今年は平成29年だそうです。
さて今回は、価格表示オプションを導入してから4週間を、クリック率に着目して比較しました。
今回は3社で実施した数値をみていきます。簡単な商材概要は以下の通りです。
- A社:高単価アクセサリー
- B社:宿泊施設
- I社:趣味のスクール
価格表示オプションとは、サービス等の価格を記載できるオプション機能で、以下の赤枠内に表示されます。
価格表示オプションについては、弊社の過去ブログで扱っているものもありますので、ご参照ください。
価格表示オプションのクリック率
やや長いですが、以下目次です。
- 検索全体との比較
- 平均掲載順位1.9位以上と、2.0位以下の比較
- 平均掲載順位1.9位以上との比較
- 実施前との全体比較
1.検索全体との比較
以下の表は価格表示オプションが表示されたときのクリック率と、検索全体のクリック率を比較したものです。表の通り、価格表示オプションが表示された際、クリック率がかなり高くなることがわかります。なお、価格表示オプションが掲載されるデバイスがスマートフォン・タブレットとなるため、②はPCを省いた数値です。
2.平均掲載順位1.9位以上と、2.0位以下の比較
ただ、クリック率が高い理由として、価格表示オプションが配信される条件の1つに、1位掲載が含まれている影響が強いとも考えられます。要するに、1位掲載だからそもそもクリック率が高いんじゃない?ということですね。
果たして本当に1位掲載のクリック率が高いのか。確かめるため、各社の平均掲載順位が1.9位以上と、2.0位以下を比較しました。
B社が圧倒的に上位掲載時の影響が強いですが、他のA社、I社はむしろ2.0位以下のほうが高いクリック率となっています。(あくまで平均掲載順位となるため、実際の順位とは限らず、目安になります)
3.平均掲載順位1.9位以上との比較
わかりやすくするため、①価格表示オプション表示時のクリック率と、③平均掲載順位1.9位以上を並べてみました。すべてのアカウントで、①のクリック率のほうがが高い結果がみられます。
4.実施前との全体比較
価格表示オプション実施前の同日数との比較は以下の通りです。いずれのアカウントでも効果が見られます。あえていえば、I社の変化が少ないと言えます。この差は、アカウントの平均掲載順位に影響があると言えます。すなわち、1位掲載が多いアカウントであれば影響も大きく、少ないアカウントであれば影響が小さくなります。実際、3社のうち、I社の平均掲載順位が最も低くなっています。
まとめ:価格表示オプションはクリック率を底上げします
以上のことから、価格表示オプションはクリック率の上昇に寄与していると言えそうです。サイトリンクと同じように、オプションごとにリンク先を変えて設定もできるので、複数のメニューがある商材では実施をオススメします。
なお、デバイスについて、スマートフォン・タブレットで現在表示されますが、PCでも表示をみたことがあるため(テスト?以下実際のキャプチャ)、今後PCでも表示されるようになるかもしれませんね。