こんにちは、気づけば11月。葉も色づきはじめ、すっかり秋ですね。
11月ってこんな寒かったかなと思いながら、家では着る毛布を愛用する日々です。
さて本日は前回の続編として、地域除外設定・後半を書いていきます。
記事おさらい
言語や地域を「日本」と設定しても海外に広告が出る?(Google AdWords)
日本に範囲設定をしている場合でも海外へ配信してしまうことがあるので、ターゲットの詳細設定に気をつけるとよいですね、という内容でした。
今回は、やや複雑な地域設定を実施する場合に、海外(ひいては配信したくない地域)への配信を避ける方法を、とあるケースを扱いながら時系列に沿ってご紹介します。
ざっくり以下2点がポイントです。
- 東京に関心があるユーザーに配信したい
- 海外へは配信してほしくない
1.東京に関心があるユーザーに配信を実施したい
今回とりあげる商材では、東京に住んでいるユーザーだけではなく、東京エリアに関心があるユーザーにも広告を配信したいとのことでした。そのため、まず以下のように地域設定を実施しました。
これにより、東京に住んでいるユーザー、そして、東京に関心があるユーザーに対しても広告を配信することができるようになりました。
2.海外への配信はしたくない
配信して程なく、海外からもCVが付くようになりました。
海外にいる日本人もターゲットとなる商材でしたので、よしよしと配信を続けていました。
ところが、海外からのCVについてお客さんと打ち合わせをした際、思わぬ反応が。
「海外からのお問い合わせは受注率が低いので、配信を省きたいんですよね」
世界を除外をする
こうなると配信するわけにもいきません。とはいえ、地域ターゲティングを変えるわけにもいきませんよね。結論として、世界を除外することで解決しました。
当然ながら、配信地域除外を行うことにより、その地域への配信はできなくなります。
ただ少々数が膨大で、対象地域の数が200以上。ちょっと手間ですね・・・!
※簡易的に実施したい場合は、母数が多い地域(例えばアメリカ)を除外すると良いかと思いますが、オススメは全地域です
設定自体は力技になりますが、理屈自体はかなりカンタンです。
以下おまけとして、3点補足情報を記載します。
おまけ1:除外できない地域がある
そもそも、除外ができない地域があります。
イランもその一例ですが、少し調べてみると、公式には配信がされていない地域のようですね。
(若干のトラフィックはあるようですが)
おまけ2:南極を除外すると見た目が荒れる
南極大陸を除外すると、マップが真っ赤になります。
ただし、UI上の問題であって、実際には南極大陸を除外しているだけですので、ご安心ください。
おまけ3:1つのアカウント設定すると後は楽
なぜ1つのアカウントを設定するだけで楽かと言えば、地域設定のコピペができるからです。
ですので、1つのアカウント分がんばると良いかと思います・・・!
まとめ:国内への応用も可能
これで海外からの流入を確実にカットすることが出来ますね、ひと安心。
上記の例は「海外を除外したい」でしたが、カットしたい地域が海外とは限りませんよね。例えば、「メインの商圏は大阪だけど、関心を持った京都のユーザーを呼び込みたい。でも東京へは配信したくない」など。この場合は東京を除外することで問題を解決できます。
ということで、地域設定とは上手にお付き合いをしていきましょう。
(自国以外のオンオフは今後のアップデート機能として欲しいですね)