こんにちは。
自分らしさってなんだ?人とは違うで差をつけろ・コンビニの雑誌コーナー 表紙に太字で書いてあったわけでもない・・今日この頃です^^
いきなりの個人的な話で恐縮ですが、さっそく本題に入ります。今回の記事も簡単な事例紹介になります。過去の記事でサブキーワードを軸に広告配信構成を見直したら、CV獲得数が上がった記事を紹介させて頂きましたが、新たにCV獲得増加に繋がった案件事例を紹介します。
○過去の記事(タイトル名がちょっと違いますが、本記事の①扱い)
https://quartet-communications.com/info/listing/technique/31507
概要
- クライアント様はとあるシステムの導入・販売を事業とされている。
- 本件では「システム導入」を検討しているユーザーのお問合せ獲得がCVとなります。
- 商圏は全国。
本件の商材について
本件のシステムは、ざっくり言うと「FAQシステム(ユーザーのお問い合わせ・質問などを自動で回答できる)」になります。このシステムは、どのようなユーザーが利用する想定かを確認したところ、主に「コールセンター」業務のユーザーが利用する想定となっているとのことでした。補足程度ですが、実際にコールセンター業務を自動化したことで、人件費等のコストカットが大幅に出来ているようです。
キーワードの選定
上記から「FAQシステム」の導入や「コールセンター」の自動・効率化を求めるユーザーが今回のターゲットと設定できますよね。そのため、稼働当初は下記のキーワード構成で広告を配信しました。
- コールセンター系
→「コールセンター」を軸に「自動化」「効率化」「システム」「CRM」「人工知能」といった掛け合わせで構成。 - FAQシステム系
→FAQシステム、FAQサイトを軸に「導入」「対話型」などで構成。
配信結果(稼働当初)
稼働当初からお問い合わせを数件確認することが出来ていますが、CPAは約10万円とお問い合わせ1件獲得するには非常に高いですよね。クライアント様もこの結果を見て、最低でもCPAは5万円くらいにして欲しいとのことです;^p^)オッフ
CPAが高い問題として、まずはクエリから覗いてみました。
上記、該当期間のクエリのピックアップデータになります。除外の余地はありそうでしたが、ほどんど想定したクエリでした。この状況下でCPAを半分以下に抑えるのは中々骨ですね・・・。
クリック単価が高い!
稼働当初の配信結果(上図)のクリック単価を見て頂くこと、クリック単価が最低でも約500円と高いと思いませんか。CVキーワードに絞って入札強化するにしても厳しく、本件の予算都合、現状が精一杯でした。(当初は300円~500円でクリック単価を設定していたが、全く表示されなかった)
困りましたね・・・。
転機
自分らしさも見つからず(くどい)、調整を続ける日々でしたが、翌月CVしたキーワードの内容によって転機が訪れました。
「人工知能」という掛け合わせキーワードでCVを獲得しています。「コールセンター」を軸にした一CVキーワードに過ぎませんが、前回の事例に置き換えるとチャンスかもですね。
私が特に注目したのがクリック単価になります。稼働当初のキーワードは、上位掲載が難しく、クリック単価相場も高いのですが、「人工知能」系のキーワードはそれらと比べてもクリック単価が安い!しかも上位掲載できています。なら、この「人工知能」系のキーワードを軸にしてみたらどうなるか、早速、下記のキーワード構成で配信を実施しました。
- 人工知能系
「人工知能、AI」を軸に「コールセンター」「ヘルプデスク」「お問合せ」などのお問い合わせ受け口となる業務系キーワードの掛け合わせで構成。
新しい構成で配信ですって
早速、CVにつながりましたね!CPAもクライアント様が求めている結果を上回り、パフォーマンスとしては、一先ず十分な結果ではないでしょうか。
1件CVクエリが出ていませんが、氏名キーワード以外(赤枠)は「人工知能・AI」関連のユーザーであることが分かります。「人工知能・AI」をメインに置き、流入を集中化させることで「ヘルプデスク」等の稼働当初は予定していないキーワードからも獲得できるようになってうれしいに結果になったと思います。
何より嬉しいのはそれが受注まで繋がっていることです。受注率は構成変更前と後、どちらも差は無いようですが、お問い合わせの数が増え、CPAも抑制されていることから、どちらが嬉しいかは言うまでもないですよね^^
まとめ
如何でしょうか?今回の事例もサブの一つに過ぎないキーワードがメインを張ることで、結果に貢献にしており、有用な施策の一つとしてお話しできたかと思います。今回のようにクリック単価が高いキーワードもメインの置き方によっては、クリック単価がだいぶ変わるため、そういう意味でも有用であったかと。
ただ注意してほしいのは、本件の事例を他の競合が実施しても獲得できるとは言えないため、当たり前ですが稼働当初時のサブキーワード設定は慎重に進めることお勧めします。反応が良くても、クライアント様のセールスポイントでは無かったりすると、当然受注にはつながらないですし、管理画面と実際のCVに大きく乖離を生むだけです。
それでは、また同様の事例があればご紹介させていただきます。