みなさんこんにちは。
今年も残すところあと僅か、今年の悩みは今年のうちに解決しておきたいものですね。
さて、弊社ブログでも何度となく出ている話題「指名キーワードについて」ですが、基本的なスタンスとして「競合が少なくクリック単価も低い。当然CPAも安いから出しておくに越したことはない」
まあ、間違いないとは思います。
しかし全ての指名キーワードにおいてそれが当てはまるかというと、そんなことはありません。
今回は例外パターンとして、指名キーワードのパフォーマンスが期待ほど良くなかった場合の改善事例をご紹介します。
事例
商材はBtoB向けソフトウェア販売です。
指名キーワードのパフォーマンスは以下の通りです。※9月-11月の3ヶ月間
一般キーワードと比べて確かにクリック単価は低くCPAも良いですが、正直大した差じゃないですよね。
ちなみに指名キーワードは単キーワードの完全一致、フレーズ一致の登録のみです。
なぜこうなった
理由は単純。「指名被り」です。つまり、今回の商材名と同じ名前の別商材があったからです。
運の悪いことに別商材の方が後から出てきたにも関わらず、テレビCMバンバン、雑誌掲載ガンガンのイケイケな会社だったので、認知度があっという間に上回ってしまいました。
しかも競合ひしめく商材で、指名キーワードの価格吊り上げが横行している状況です。
もちろん前提として、広告文での差別化、別商材関連のキーワードは除外はした上での結果です。
じゃあどうしよう
別商材と間違えてクリックしてしまったユーザーが結構な割合でいるから、指名キーワードのパフォーマンスが芳しくない可能性が高いですよね。
そこでRLSAを使い、特定ページを訪問したユーザーと訪問していないユーザーで指名キャンペーンを分割し、未訪問ユーザーは入札を抑制する、という施策を実施しました。
※特定ページは「価格」「導入事例」など、モチベーションが高いユーザーが閲覧しそうなページを設定。特定ページ訪問ユーザー・・・RLSA適応、特定ページ未訪問ユーザー・・・RLSA除外
結果
入札を抑えた未訪問ユーザーはCPAが抑制され、キャンペーンの分割により未訪問ユーザーによる抑制を受けなくなった訪問ユーザーは良いパフォーマンスを発揮していますね。
まとめ
今回のように指名キーワードが被っている場合だけで無く、ユーザーのモチベーションを図る為にも
訪問ページで切り分けてデータを見てみることは有益なことだと思います。
Yahoo!でも実装されましたし、是非活用していきたいメニューですね!