9月中旬にYahoo!スポンサードサーチでサイトリターゲティング機能改善が行われ、Google AdWordsのRLSAとほぼ同様の設定が行えるようになりましたね。
今回は、AdWordsでは以前から、スポンサードサーチでは機能改善で追加された「配信対象ユーザー設定」を使って、検索連動広告で全ユーザー配信を行いながら、再訪問ユーザー(リストユーザー)のデータをフィルタリングをする方法をご紹介します。
Google AdWordsでの方法
設定方法
通常のRLSA設定を行った後、以下の設定を行います。
(通常の設定はGoogleヘルプ「検索広告向け AdWords リマーケティング リストについて」をご参照下さい)
RLSAでは通常『ターゲティング方法』で「掲載先の絞り込みと入札単価」を設定しますが、こちらの設定ではリストユーザーのみの配信となりますので、全ユーザー配信となる「入札単価のみ」に設定を行います。
また、入札単価調整比を行いますと検証条件が変わってしまいますので「未設定」、または「0%」で設定を行います。
検証方法
検証は上部タブの『ユーザーリスト』で確認します。
「合計 – 有効なユーザー リスト」がリストユーザーの合計値、「合計 – すべて」が全ユーザーの合計値となっています。
上記画像ではコンバージョン数が少ないですが、全ユーザーに比べリストユーザーの方がCPA、CVR共に良い結果となっていますので、RLSAが有効な可能性がありますね。
Yahoo!スポンサードサーチでの方法
設定方法
通常のターゲットリスト設定を行った後、以下の設定を行います。
(通常の設定はYahoo!ヘルプ「ターゲットリストの入札価格調整率と配信対象ユーザーの設定」をご参照下さい)
Yahoo!もGoogle同様に、配信対象ユーザーを「ターゲットリストのユーザー」ではなく「全ユーザー」に設定し、入札調整を行いません。
検証方法
検証は表示内容選択の『ターゲティング』の中の「ターゲットリスト」で確認します。また、Yahoo!では同画面でアカウント合計を確認することができません。
上記画像では、記載はしておりませんが全ユーザーでのCPA845円と比較し、リストユーザーでのCPAが532円と良い結果となっております。
まとめ
これまではRLSA等に関しては、ディスプレイ広告のリマーケティング・リターゲティングで成果が良かったので導入するといった、予測で導入することが多いと思います。
今回の設定では、成果に繋がるかの確認をした上で、RLSA等の施策が行えますので自信をもって実施や提案ができるのではないでしょうか?是非、試してみて下さいね。