Google Analytics をAdWordsと併用することも浸透しつつある昨今。
象徴的な出来事として、先月よりAnalyticsを用いたRLSAが使用できるようになりました。
Google アナリティクスを使用した検索広告向けリマーケティング リスト
https://support.google.com/analytics/answer/6212951?hl=ja
AdWordsのリマーケティングリストでも、例えば、どういったページを踏んだユーザーを追いかける/追いかけない等の設定は可能ですが、Analyticsのリストを用いることで、新たな切り口からターゲットにリーチすることが可能となります。
今回は、Analyticsならではのリスト例をいくつかご紹介します。
18-24歳の女性ユーザー
サイトを訪問したユーザーのうち、若い女性に対してキャンペーンを打ちたい際、
AdWordsでは把握できない「ユーザー属性」をリストに含めることができます。
ただ、AdWordsのみでも年齢、性別の切り分けはできるので、実質これだけでは差がないですね。
漫画・アニメに感心が高い、35-54歳の男性ユーザー
こういったリストをトピック等と組み合わせると面白い配信ができそうです。
特定キャンペーンからの流入且つPV数10以上のユーザー
特定キャンペーンからの流入という設定はAdWordsでもパラメータを用いることで可能ですが、Analyticsでは、更に細かく、セッションベースでのフィルタも可能です。
また、設定自体も、パラメータをあらかじめ振る必要がなかったりで、楽です。
OSがwii 、3DSのユーザー
こういったリストをためることも。
ゲーム機からの成果が悪い場合、除外リストとして活用するのもいいですね。
特定の参照元からの流入ユーザー
特定の参照元からの成果が良い場合、あるいは悪い場合でも、リストを用いて簡単に選別できます。
特定のページで離脱したユーザー
例えば購入前の確認画面で離脱してしまったユーザーのリストを作成したり、使い勝手いいですよね。
スマートリスト
過去のコンバージョン傾向から、どういったユーザーがコンバージョンに到達しやすいかGoogleが判断したユーザーのリスト、それがスマートリスト。
ギャラリーからインポートしたユーザーセグメント
Analytics Solutions Gallery からセグメントをインポートすることが可能です。
非常に数が多く面白そうなものも多いのですが、ほとんど英語なのが玉に瑕。
ギャラリーからインポートを押すと・・・
おまけ
購買意向の強いセグメントも、AdWordsではリマーケティングと併用して使用できませんが、
Analyticsのリスト設定画面には限定的ながらセグメントが存在しています。
例えば、「寝室の家具・設備」、「美容製品、美容サービス」に興味があるユーザーなど。
ただし設定しようとすると以下のように。
ということで、残念ながら現時点では使えませんでした。
ただ、「まだ」という記載が、近い将来使用可能になることを示唆していそうですね。
上記で紹介した以外にも、Analytics上で作成したセグメントをそのままリストに用いることができたりと、色々な活用方法があります。
どういったユーザーにリーチしたいか、そのユーザーにリーチするにはどういったセグメントになるか、といったことを念頭に使いこなしたいですね。