皆さん、こんにちは。
広告文を作成される際、みなさんはどういった意図で作成されていますか?今回は、とあるお客様の広告文についてABテストを実施した結果、成果が上がったので、その事例紹介になります。
広告文を見てもらう相手を意識していますか?
当然のことだと思いますが、色々と話を聞いていると「クライアント様が言ったから」や、「サイトに書いてあるから」といった理由だけで広告文を作成していることをチラチラと耳にします(悪いとは思っていません)^^;
目的や意図によって何が良いのかは異なると思いますが、やはり、自分が想定した消費者の目線(ニーズに応えられているか)になっているかが重要ではないでしょうか。
と言うことで、記事の内容に移ります。
事例について
クライアント様は求人サイトを運営しており、本件では関東エリアでIT求人者(派遣)を申込フォームまで誘導することを目的としております。今回、申込フォームまで誘導する先の会社は「とあるIT大手会社」1社のみです。
また、クライアント様以外の求人サイト会社も、同様に「とあるIT大手会社」のIT求人者(派遣)を集めているので、競合もかなり多くいます。^p^;
※競合同士、期間を決めて譲りあったほうが効率良いと思える数ですね・・・;
稼働当初の広告文と運用状況
稼働当初の広告文は、下記の2パターンで運用を開始しております。
- 支援金訴求 : 内定獲得時に支援金10万円+高収入を売りにした広告文
- 敷居訴求 : 未経験者、経験が浅い方も即内定+正社員登用ありといった敷居の低さを売りにした広告文
簡単にですが、ターゲットの人物像を下記のように想定したところ、どうやら「支援金訴求」の方がターゲットが反応が良いようですね!
- 支援金訴求 : 派遣社員ということで、短い期間でお金が欲しい考えるという方が多いのではと想定し、支援金といったお金関連に直接絡んだものを出せば喰いつくと見込んでいました。
- 敷居訴求 : 派遣社員として働きたいという人は、お金ではなく、派遣社員から正社員を目指す人が多いだろうと想定したものになります。
現状、ターゲットはお金が欲しいと思われる方が多いと言えますが、本当にそうであるか別軸の広告文を作成して検証してみました!
新しい広告文での運用状況
じゃあ、次の広告文の訴求軸はお金関連じゃないものでターゲットを想定してみます。
そういえば、この会社は有名な大手企業でしたね!派遣とはいえ、何かしらの理由で大手で働きたい人と考えている人は結構いるのではないか?
と言うことで、上記ターゲットに即した広告文として「会社名ブランド訴求」を作成しました。
- 会社名ブランド訴求 : その名の通り、大手企業である「会社名」を広告文に強調した内容
「支援金訴求」の広告文と一緒に配信した結果が下図のとおりになります。
おや!皆、お金が欲しいというわけではなく、その会社で働きたいと考える方が多いということが言えますね!!
まとめ
広告文とはターゲットと商材を結ぶ最初の切り口と思いますので、「来て欲しいターゲットの人物像を思い描き、何を欲しているのかまで考えて広告文を作成し続けることが重要だよ!」と、再認識できる記事だったなら幸いです。
ただ、言われるままに広告文を作成して配信しているだけの方や、これから初めてお客様の広告文作成をされる方は、ぜひ試されては如何でしょうか!?
蛇足ですが、「会社名ブランド訴求」の広告文については、競合も同じような広告文(「〇〇で働くなら」、「〇〇の採用実施中」といったものばかり)でした。(なので、稼働当初はあえて避けてましたが・・。)
訴求点が類似する場合、他の広告と埋もれないようにする(人物像だけでなく、ターゲットから見て見やすくする)ことも重要と思います。私の場合は「〇〇公式」と出しており、他の広告には無かったので、かなりプレミアム感的な物が出たのではないかと自画自賛してます^^b