みなさん、地域設定、使っていますか?
今回は、ピザ宅配サービスを救った、除外地域設定に関するお話です。
渋谷区限定のピザ宅配サービスを行う
今回、イタリアでピザ職人として修行を積んだPさんは、
日本へ帰国後、宅配ピザ専門サービスを立ち上げることにしました。
そこで、リスティングを活用した集客を行うことに。
宅配エリアは、Pさんの住まいがある渋谷区。
それに伴い、渋谷区に絞って配信を行うことにしました。
地域設定とは、リスティングの配信地域を選択する機能を指します。
今回は、渋谷区を選択。このとき気をつけるポイントが、ターゲット地域の詳細設定。
今回は、「渋谷区にいるユーザー」に絞って配信を行いたいため、
「ターゲット地域にいるユーザー」を選択します。ターゲット地域に関する情報を検索しているユーザーも選んでしまうと、
「109気になるから調べよ、そういえばお腹空いたからピザ頼も」
と思って検索した青森在住のユーザーに対しても表示してしまいます。
これで設定よし!
思わぬクエリに絶望する
渋谷在住ユーザーのピザを一手に引き受けようと意気込むPさんですが、
クエリを確認して愕然としてしまいます。
あ、愛知県だって!
チーズが乾いてしまうではないか!
なんでこんなことに!
どうしてこうなるのか。
実は、渋谷区にいる愛知県のピザ宅配を探しているユーザーに対して
広告を配信してしまっていたんですね。
いや、待て。
こんなときのために除外キーワードがあるじゃないか。
「愛知」「豊田」「名古屋」を設定、これでよしっと!
ふたたび訪れる絶望
く、北海道だって!
観光でも行ったことないわ!
こうなったら片っ端から除外してやる・・・!
こうして訪れたクエリから除外キーワードを洗い出す日々。
はたして平穏は訪れるのか。
救世主、除外地域設定現る
なにか、この戦争を終わらせる方法はないのか!
あ、これは!
除外地域設定!
除外地域設定とは、除外したい地域を指定する機能。
注目したい点は、「除外地域にいるユーザー」の他に、
「除外地域にいるユーザー、除外地域に関する情報を検索しているユーザー、または除外地域に関心を示しているユーザー」の除外もできること。
これで本当に解決するのだろうか?
エピローグ
「除外キーワードの設定?あぁ、あの頃はそんなこともしていたね」
と穏やかに話すPさんに、あの日の悩みの影はもう無い。
「今日も絶好調でね。おっと、また注文の電話だ。最近忙しくてさ、続きはまた今度」
ということで、
実際のアカウントでのデータは以下の通り。見事に効果がありました。
まとめ
AdWordsの除外地域設定、地域が定まっているサービスでは上手に活用してみましょう。
次回はYahoo!スポンサードサーチ編(予定)です。