前置き
日々の運用、お疲れ様です。
今回は、2015年2月20日に、リリースされたGoogleAdwordsの新機能、【通話専用キャンペーン】に関して、 機能の概要、実際の機能の設定、設定した後の実際の掲載例に関して、お伝えしたいと思います。
まず、通話専用キャンペーンとは、以下の通りです。
店舗やオフィスへの電話による問い合わせを増やすことをお考えの場合、通話専用キャンペーンは最適です。 ユーザーは広告をクリックするだけで、直接店舗やオフィスに電話をかけることができます。 このキャンペーンでは、クリック単価制が使用されます。これは、店舗やオフィスにとっての通話 1 回あたりの価値に基づきます。 既存の電話情報を新しい広告に追加することもできます。
つまり、検索広告の領域において、ユーザーが、クライアントに対して、電話発信する場合、 これまで「広告文→サイト・ランディングページ(LP)→電話」という流れであったものが、 通話専用キャンペーンの登場によって、「広告文→電話」という流れになり、 これまでと比較すると、電話発信に対するアクションの回数が軽減されることが期待できます。
詳細に関しては、以下をご確認いただければと思います。
通話専用キャンペーンで電話による問い合わせを促進 − Inside AdWords
実際に使ってみた。
それでは、実際に、通話専用キャンペーンを設定してみましょう。
通話専用キャンペーンの設定に際して、現状では、「検索ネットワークのみ – 標準」を選択する必要があります。
通話専用キャンペーンの設定に際して、留意しておきたい点としては、以下になるかと思います。
通話専用キャンペーンの設定に際して、「入札戦略」の「クリック数の最大化」がデフォルトとなっています。
タブ上にもあるように、「個別クリック単価(つまり、手動入札)」も設定できるので、 ここは、お好みで変更していただければと思います。
その他の項目は、通常のキャンペーン設定となります。
次に、広告グループの設定となります。
広告文の作成では、通常の広告文作成と異なり、以下の項目を設定することになります。
- 会社名:店舗やオフィスの名前を入力します。
- 電話番号:これは広告タイトルをクリックしたときにかかる電話番号となります。
- 広告文1:通常の広告文通りに設定します。
- 広告文2:通常の広告文通りに設定します。
- 表示URL:通常の広告文通りに設定します。
- 確認用URL:上記で入力した電話番号を含むウェブページのURLとなります。このURLは、リンク先URLとはならず、Google側が、正しい電話番号を設定しているかどうかを確認する為となります。
次に、キーワードの選択となります。
キーワードも、通常の検索広告と同様に、任意で選択することができます。
また、確認用URLから読み取った情報を元に、Google側からも、キーワード例として、情報提供されるようです(赤枠の部分)。
設定が完了しましたので、実際に、どのように広告掲載がされるのか、確認してみました。
このように、これまで、タイトル部分も、広告であったものが、電話番号に置き換わっています。 他と広告を比較すると、異なる形式の為、ユーザーに対するインパクトは大きいかなと感じます。
ちなみに、電話番号部分をクリックすると、以下の画像のようになります。
この辺りは、従来通りですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
新機能【通話専用キャンペーン】は、広告文内に、直接電話番号を載せることができる、機能となります。 (その為、サイト・ランディングページなどに、リンクさせるわけではないので、注意が必要です)
特に、オンラインからのアクション(問合せフォームなど)よりも、電話発信などのオフラインからの アクションの方が、多いクライアント様では、有効活用できる機能かと思います。
ただし、上記の通り、広告だと思っていたものが、直接、電話発信となる為、ユーザーにしてみたら、 「誤発信」になる可能性もある為、使い方には注意が必要であるように思います。