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GTMを使って色々なリストを作成しよう

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リマーケティング、リターゲティングは一般的に検索連動に次ぐ成果に直結しやすい広告メニューです。
担当者の方はその成果を伸ばすために試行錯誤をしているかと思いますが、今回はGTMを活用したリスト作りをする事でリストに新たな生命を吹き込む方法をご紹介します。

滞在時間で分ける

5秒以内でページから離脱するユーザーは確度が低いと定義できる時に、全ての訪問者をリスト化してしまうとCVの見込が薄いユーザーにも広告が配信されてしまいCPAが高騰してしまったり、本当に表示したいユーザーに広告が配信されなくなってしまいます。

タイマーリスナーを使えば滞在時間の短いユーザーだけを除外して広告配信が出来ます。

例えば「example.com」のLPを訪れたユーザー且つ5秒以上滞在したユーザーをリスト化する場合の設定です。
LPのURLは「http://example.com/lp/」だとします。

イベントの作成

GTMの管理画面から「新規作成 > タグ > イベントリスナー > タイマーリスナー」と辿ります。

  • イベント名
    任意で指定してください。後でルールを作る時に使います。
  • 間隔
    ミリ秒単位で設定します。5秒であれば「5000」です。
  • 制限
    回数の上限を指定します。空欄でも構いません。

Google Tag Manager1

ルールの作成

GTMの管理画面から「新規作成 > ルール」と辿ります。

  • ルール名
    任意で指定してください。分かりやすい名前にしないと後で自分が痛い目見ます。
  • 条件
    「{{event}}」「等しい」「timer5」
    「{{url}}」「含む」「http://example.com/lp/」

Google Tag Manager2

後はこのルールを適用したいタグに紐付ければOKです。

流入経路で分ける

サイトを訪れるユーザーは色々な場所から流入してきます。
自然検索、有料検索、他サイト、ブックマーク…
もし、この経路からユーザーの来訪の意図が読み取れるのであれば、そのユーザーには意図に合わせた広告を配信する事で成果が高まる可能性があります。

例えば新商品の告知メルマガから流入したユーザーはCVRが高いとします。
メルマガ経由のユーザーだけをリスト化してRLSAやリマーケティングで他のユーザーとは違った広告を見せたい場合の設定です。

前準備

メルマガに載せるURLにパラメータを振っておきます。
アナリティクス用のものでも構いませんが他のパラメータと被らないようにする必要があります。
今回は「http://example.com/lp/?utm_content=mm1411」というパラメータにしてみましょう。
(因みに「mm1411」はメールマガジン2014年11月程度の意味です)

マクロの作成

GTMの管理画面から「新規作成 > マクロ」と辿ります。

  • マクロ名
    任意で指定してください。今回は「{{【クエリ】utm_content}}」にしました。
  • マクロのタイプ
    「URL」を選択。
  • コンポーネントのタイプ
    今回はパラメータ(クエリストリング)を読むため「クエリ」を選択。
  • クエリキー
    「utm_content」
    割り振ったパラメータが他のクエリキーと被らないのであれば指定しなくても動きます。

Google Tag Manager3

ルールの作成

GTMの管理画面から「新規作成 > ルール」と辿ります。

  • ルール名
    任意で指定してください。
  • 条件
    {{【クエリ】utm_content}}」「等しい」「mm1411」

Google Tag Manager4

こちらも反応させたいタグに紐づけて完了です。

まとめ

GTMとリマケやRLSAといった機能を活用する事で運用に新たな幅が出ます。
特定のキーワードにパラメータを振っておいて、そのキーワードで流入したユーザーだけをリスト化するなんてこともできます。

しかし、何でもかんでもすれば良いというものではありません。
商材やイベント、サイトの導線はもちろんの事、ターゲットユーザーが広告を受け取った時にどう感じるかを考えて実行しなければ逆効果になってしまう事もあります。

結局の所、ツールを使うのは人間です。
機能に振り回される運用者ではなく、使いこなせる運用者になりたいですね。

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