地域密着型サービスのリスティング広告を運用する際、
この地名キーワードですが、主軸キーワードの前に入れるのか?
(例)「居酒屋 新橋」 「大阪 レストラン」 「歯医者 練馬」 「都内 ペットホテル」
部分一致で登録すれば、どちらのパターンも表示されるので、
そこで今回は、「結局、地名キーワードは前?後ろ?」の疑問を、
事例の前提条件
・東京都内の来店型ビジネスに検索連動型広告を配信
・「地名を後ろに入れるパターン」を部分一致で登録
・「東京」「23区の中から絞り込んだ区名」などを登録
・リスティング広告予算は、月額30,000円
・「PC」「スマートフォン」両方に配信
こちらの前提条件を考慮しながら、
Yahooキーワードアドバイスツールの予想値
まず、
「前パターン」:月間600回 「後パターン」:月間2,000回を比較すると、
2ヶ月後の検索クエリデータを分析した結果
そして2ヶ月間の広告配信後、
※[すべてのクエリ]は、「東京」
※検索クエリのキーワード個数をユニークでカウント
いかがでしょうか?
当初では検索回数の多い「地名を後ろに入れるパターン」
また、特にスマートフォンで、その傾向が強く出ました。
なぜ、このような結果になったのか?考察
・キーワードアドバイスツールの予測値は、
・段階的にエリアを絞込む「絞り込み検索」
エリアを絞りこみながら複数回の検索をするユーザーの例ですが、
2回目以降の検索では、
コンバージョン数を比較してみても、「前パターン」の方が約2倍ありましたので、「絞り込み検索」
考察後に行った施策
・スマートフォン専用キャンペーンを作成
・「前パターンキーワード」の入札強化
・予算を使っている「前パターンキーワード」を追加
・表示回数の多い地名キーワードをフレーズ一致・完全一致で登録
・「都内」「東京都」「施設名」など、東京特有の地名キーワードを追加
結論
運用を始める前から、地名キーワードを前に入れるのか?後ろに入れるのか?を判断することは、やはり難しいようです。
ビジネスの特徴やユーザーの検索行動によって、地名キーワードを入力する順番は変化します。
重要なのは、想定外の事実に気付き、データを分析・考察し、次の一手を考えることです。
まとめ
今まで、
実際、私もそうでした。
しかし、データを分析・考察し、
ある程度の検索クエリが集まった段階で、
特に予算を使っている地名キーワードに関しては、
大事に育てれば、数百円でコンバージョンが獲得できる優秀なキーワードになるかもしれませんね。
スモールビジネスを成功させるために重要な地名キーワードですが