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クエリが偏らないアカウントを最適化する方法《リスティング広告》

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アカウント最適化のセオリーの中で、
①どのクエリでコンバージョンが付くか分からないので、まず部分一致で幅広くデータを集める
②データが蓄積されたら、よくコンバージョンの取れているクエリをフレーズ一致または完全一致で登録し入札を強化。クリックを集約。
③合わせてクリックが一定数集まってもコンバージョンの発生しないクエリを除外

この流れは非常にオーソドックスなやりかたと言えます。ただし、当たり前ですがいつもこのパターンが通用するわけではありません。
「御社の商材を説明してください」と言った際、「うちは英会話学校です」「うちは中古マンション販売です」と端的に言い表せる商材は、おそらくよくコンバージョンの取れるクエリが出てくるものですが、一言で言い表せなかったり、人によって言い方が違うような商材は、部分一致でデータを集めてもクエリが偏らないことが多いです。

その場合どうするか。

部分一致で幅広くデータを集める
②コンバージョンの発生したクエリの中で共通して含まれるキーワードを探す。
③そのキーワードのパフォーマンスに応じて調整を行う。
④コンバージョンが発生していないクエリに対しても同様のことを行う。

実際の事例

  • 商材:BtoBで、あるサービスを提供している。
  • ロングテールでしかコンバージョンが付かない。
  • インプレッション1、クリック1でのコンバージョンが多い。
  • その為、ほぼ部分一致のみの出稿

このアカウントのクエリレポートを見てみると、コンバージョンを獲得しているのはばらばらなクエリですが、共通して含まれるキーワードがあるようです。

キャプチャ

次に、この共通したキーワードごとのパフォーマンスを見てみるとこんな感じです。

キャプチャ1

まず目につくのが「a」を含むクエリのパフォーマンスです。このクエリのコントロールからはじめました
コンバージョンはついているので、キャンペーン単位での除外はせず、1つの広告グループを残し、残りの広告グループから除外を実施、さらに残した1つの広告グループの入札を抑制。
その結果こうなりました。

キャプチャ2

日予算の制限を受けていたので、「a」を抑制してクリック自体減ったことは想定外でしたが、夕方以降に増えていたインプレッションシェアの損失が解消されたことにより、その時間帯のコンバージョンが増えたようです。

まとめ

ロングテールでしかコンバージョンが付かないアカウントのクエリ分析では、「共通して含まれるキーワード」を中心に改善を進めることをおすすめします。
「a」の抑制は完了したので、次はパフォーマンスの良い「b」や「f」を増加させる施策を実施したいと思います。

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