リスティングの成果はCV数の増加?CPAの抑制?
コンバージョン測定をしているアカウントであれば、だいたいどちらかが目標になります。
目標達成に向け、入札強化→クリック数増加→CV数増加、もしくは入札抑制→CPC抑制→CPA抑制、の施策を取った場合、
CV数増加の為に入札を強化すればCPAは上昇し、CPA抑制の為に入札を抑制すればクリック数が減りCV数も減少します。
CV数の増加とCPA抑制は二律背反になります。
しかしながら「CPAを抑えたらCVいっぱい取れるじゃん!出来るでしょ?!ねえ!」というご意見はよく頂戴いたします。
難しいですね・・・確かに難しいです。しかし私たちはプロ集団です。お客様がご満足いただける結果を出すための努力は惜しみません。
とあるECサイトの事例
「商品名」キャンペーン
・取扱いのある商品名キーワードとビッグキーワードを登録
・マッチタイプは部分一致とフレーズ一致
12月の数値は、CV数もCPAも目標値には届いていませんでした。
キャンペーン内を分析すると、ビッグキーワードや部分一致で予算が圧迫され、本来獲得できるはずのキーワードが圧迫されているようでした。(今回の場合は、商品名キーワードのフレーズ一致)
そこで、ビッグキーワードと部分一致の入札を抑制し、無駄なコストを抑えました。
その結果、クリックは減少しましたが、CPAは抑制されました。また、予算によるインプレッションシェアの損失率が改善されたことで、見込みの高いキーワードの露出が増え、CV数も伸びています。
まとめ
CV拡大とCPA抑制は同時にやろうとすると難しいですが、予算によるインプレッションシェアの損失が出ている場合、無駄なコストを抑えることでCV拡大とCPA抑制のどちらも実現できる可能性があります。