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【Google AdWords】そのアカウント、変化の要因は把握してますか?

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リスティング運用者であれば、日々の運用状況をチェックし、アカウントの調整を行っているかと思います。しかし、状況が変化した時に何が原因なのかをきちんと把握出来ていますか?

データを読み解き、原因を探り、考察し、施策を行う。当たり前のことですが、当たり前のことが疎かになっていると、迅速かつ的確にアカウント状況を診断することは出来ません。

そこで今回は、アカウントを分析する方法の一例をご紹介します。

マクロからミクロへと視点を移して考えてみよう

キャンペーン>広告グループ>キーワード
大きな所から小さな所へとスポットを当てていくことでスムーズに状況を把握することが出来ます。

分割表示機能を活用してみましょう。

・キャンペーンを月別で分割してみる

まず、期間を直近3ヶ月にしてキャンペーンを月別に分割表示してみます。

cap1030_01b

Aキャンペーンがコンバージョン数が9月から10月にかけて4割弱減少しています。

一方で、Bキャンペーンは倍近くに増えています。

ここまでは簡単に分かります。
では、なぜBキャンペーンが増えて、Aキャンペーンが減っているのでしょうか?

まず目につくのは、

予算の配分をBキャンペーンに寄せたため、Aキャンペーンの予算を抑制したということが分かります。
Bキャンペーンは調子が良いので、予算を増やしたんですね。

またAキャンペーンのクリック単価を見てみると、9月から10月にかけて下がっています。
それに伴い表示回数が下がり、クリック数が減少しています。

Aキャンペーンのコンバージョン数が減っているのはその為だ、と当たりをつけてみます。

ここまでは序の口。
リスティング運用者としてはもう少し踏み込んで考えたい所です。

では、Aのキャンペーンが下がっている直接の要因は何でしょうか?
ここは一つ、真相を究明してみましょう。

・広告グループで分割してみる

キャンペーンの次に、広告グループにスポットを当ててみましょう。
同様に、月別で分割表示をして見てみます。

cap1030_02b

如何でしょうか。
9月から10月にかけて、○○広告グループのコンバージョンが大きく下がっていますね。

どうやら犯人は○○広告グループの中にいるようです。

では、いよいよ犯人を特定してみましょう。

・キーワード(検索語句)を調べてみる

広告グループの後に、さらにキーワード(この場合は検索語句)にスポットを当ててみます。
9月と10月の検索語句(ユーザーが実際に検索した語句)を比較します。

ここでは、「○○ △△」の部分一致キーワードの検索語句を調べてみます。

こちらは9月時点
cap1030_03_09b

こちらは10月時点
cap1030_03_10b

比較してみると、「○○ △△」の語順を含まない語句でのコンバージョンが、9月から10月にかけて大きく減少していました。犯人、確保です。

どうやら「○○ △△」のフレーズ一致、完全一致を抜き出して、部分一致を抑制したものの、拡張された語句の中にコンバージョンの取れるキーワードがあったようです。

まとめ

如何でしたでしょうか。

アカウントの状況が変化した際に、その要因を特定することは大変重要なことです。

  • 大きな視点から小さな視点に徐々にスポットを当てていく
  • 分割表示機能を活用する

何か変化が起きたけど、何故かわからない!という貴方。
まずは上記の視点で調べてみては如何でしょうか。

おまけ

ちなみに、上記のアカウントですが、ちゃんとトータルのコンバージョンは増えています。
抑制した分の予算を設けて、+αで増やすことが出来ますよ、ということですね。

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ブログ記事の中で広告運用の事例をご紹介することがありますが、実際の事例を一部加工した内容となっておりますのでご留意ください。

また、2018年7月24日よりGoogle AdWordsはGoogle広告に名称変更されました。それ以前の記事に関してはGoogle AdWordsと表記されておりますのでご了承ください。


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