一口にコンバージョンと言っても、商材によって特性・考え方は様々です。
コンバージョンについて深く理解していないと大きな落とし穴にはまってしまうかもしれません。
ユニークコンバージョンと総コンバージョンの違いを理解しよう!
簡単に言えば、
ユニークコンバージョンは広告をクリック(30日以内)し、コンバージョンに至ったユーザーの数となります。
対して総コンバージョンはコンバージョンを測定するページを表示した総数です。同一のユーザーが複数回コンバージョンページを表示した場合も、全て別々のコンバージョンとしてカウントされます。
何を求めるか、売上ですか?顧客獲得ですか?
売上を重視するのなら、1人が10個商品を購入しても、10人が1個ずつ商品を購入しても、結果は同じですので総コンバージョンを重視してもいいかと思います。
ですが、顧客獲得の場合、1人が10個商品を購入した場合と10人が1個ずつ商品を購入した場合では、得られる顧客データは1と10になってしまいます。
求める成果によってどちらのコンバージョン数を重視するかも違ってきますよね。
ユニークコンバージョン数とコンバージョン数に差が出る理由
理由として次のようなことが挙げられます。
- 1、コンバージョンページが複数ある場合。
- 2、商品購入や資料請求が一括でできないサイトの作りになっている場合。
1人のユーザーがいくつも商品を購入したり、何件も資料請求したりする可能性がある業種で、お買物かご機能や一括資料請求機能がない場合(稀なケースだとは思いますが・・・)、また、ユーザーがその機能を使わなかった場合。
- 3、リピーターによるコンバージョンの場合。
1回広告をクリックしコンバージョンに至ったユーザーが、その後自然検索やブックマークなどでサイトに訪れ、再度コンバージョンに至った場合。
この場合、コンバージョン数の開きでリピーターの数をある程度予測することができます。
- そして・・・4、コンバージョンに至ったユーザーが間違えて(BACK機能など)コンバージョンページを表示してしまった場合。
総コンバージョン数が多いからと言って喜んでいたら、実はユーザーが間違えてコンバージョンページを表示していただけかもしれません。怖いですね。
サイトの作りや商材によって、1~3の場合はユニークコンバージョン数と総コンバージョン数に差あっても心配する必要はないかもしれません。
ですが、例えば高額商品を扱っている場合、1人のユーザーがいくつも商品を購入したり、30日以内にまた商品を購入するケースがどれだけあるでしょうか。
一度資料請求をした人が、30日以内にまた資料請求をするでしょうか。商材の特性をよく考えてみてください。
まとめ
日々運用をしているとどうしても数値に囚われがちですが、その奥にあるユーザーの動きまで想定しながらコンバージョンを測りましょう。