前回の記事は、こちらです。
前回は、Yahoo!プロモーション広告でも、Adwordsでも、ある程度広告掲載先の指定ができることがわかりました。
広告掲載先がわかったけども、それが運用において、どのような影響を与えるのか?
下記は、とある期間の、とあるYahoo!プロモーション広告管理画面とAdWords管理画面の一部分です。
Yahoo!プロモーション広告管理画面
AdWords管理画面
何かお気づきになりましたでしょうか?
数値を見る基準として、CPAを基準にした場合。
Yahoo!プロモーション広告の赤枠は、
「ウェブ検索」 > 「その他の広告掲載方式」
で、「ウェブ検索」の方が効率がいいキャンペーンだとわかります。
Yahoo!プロモーション広告の青枠は、
「ウェブ検索」 < 「その他の広告掲載方式」
で、「その他の広告掲載方式」の方が効率がいいキャンペーンだとわかります。
言葉の定義として、
ウェブ検索=検索のみに該当
その他の広告掲載方式=検索を含むすべての広告掲載方式に該当
Adwordsの赤枠は、
「Google検索」 > 「検索パートナー」
で、「Google検索」の方が効率がいいキャンペーンだとわかります。
Adwordsの青枠は、
「Google検索」 < 「検索パートナー」
で、「検索パートナー」の方が効率がいいキャンペーンだとわかります。
言葉の定義として
Google検索=Google検索ネットワークのみに該当
検索パートナー=検索パートナーを含むに該当
つまり、
「どこに広告表示されるか」によって、リスティング広告の運用実績は変化するということです。
ですので、「Yahoo!以外のサイトに掲載されているから、効果が悪い」とか「Google検索パートナーだから、効果が悪い」「Google検索ネットワークだけに掲載されているのに、期待した効果がなかった」などは、一概には言えないということです。
※なお、この画面表示方法は、下記の通りです。
≪Yahoo!プロモーション広告における表示方法≫
CP一覧ページにて、「表示」タブの中の、「広告掲載方式」を指定してもらえれば、確認できます。
≪AdWordsにおける表示方法≫
CP一覧ページにて、「分割」タブの中の、「ネットワーク(検索パートナー含む)」を指定してもらえれば、確認できます。
まとめ
広告掲載先によって、効果の違いが出てくることがお分かりいただけたと思います。
このデータ自体は、実際に掲載してみたからこそ、わかるデータです。
ですので、掲載開始当初から、「うちは、絶対にYahoo!にしか出したくない!」というと、もしかしたら、期待する効果が出ないこともあるかもしれません。
先入観なく、まずは掲載してみて、それからPDCAを回してみるという視点が必要かもしれませんね。
そうすると、今回の事例のように、これまでの運用とは違った側面で、分析・改善できるデータが集まると思います。