今回は、今後のマーケティング活動に注目すべきミレニアル世代の特徴についてご紹介します。
経済活動の中心は、現在26歳から41歳を迎えているミレニアル世代に移行していきます。
ミレニアル世代は従来の世代とは価値観が大きく異なるため、これまで通りのマーケティングでは効果的ではありません。
ぜひ本記事を参考にして、ミレニアル世代の特徴を知ることで、効果的なマーケティング施策にご活用ください。
ミレニアル世代とは
ミレニアル世代はもともとアメリカで登場した世代呼称で、1980年以降から2000年前後に生まれた世代を指します。
ミレニアル世代は、一般的に「2000年代に成人もしくは社会人になる世代」で、2025年には全世界の労働人口のうち75%を占めるようになると言われおり、 日本においても、総人口の約20%をミレニアル世代が占めています。(2021年10月時点 出典:人口推計|総務省統計局)
つまり、ミレニアル世代が経済活動の中心にいるということを意味しています。
企業の戦略にはミレニアル世代に注目したマーケティング施策が必須となります。 ミレニアル世代から新たな顧客を獲得していくことが企業の生存率を上げることに繋がります。
<h3>ミレニアル世代の特徴
ミレニアル世代の特徴は以下の3つです。
・デジタルネイティブ ・幅広い価値観を持つ ・モノよりも経験に価値を感じる |
ミレニアル世代の大きな特徴はデジタルネイティブという点です。
ミレニアル世代は成長とともにデジタル技術の普及もあったため、インターネット環境の整備が普及した時代に育ちITリテラシーが高いという特徴があります。
また、ミレニアル世代はインターネットやSNSなどのオンラインの交流で日常的に幅広い価値観に触れているため、柔軟性があります。
従来の世代では「安定」が重視され大多数と同じであることに価値がある傾向にありましたが、ミレニアル世代では「個性」を重視し、「人と違ってもいい」という多様性を受け入れる傾向にあります。
他人の価値観を尊重するとともに自分の価値観や個性を大切にするミレニアル世代は、成長欲も強い傾向にあります。
モノに投資するよりも自分の経験値をあげることに重きを置くため新しい場所へ行き体験したことを共感してもらうことの方が嬉しいのです。
ミレニアル世代とZ世代
ミレニアル世代と次世代にあたる、Z世代についてご紹介します。
Z世代の特徴
Z世代は、アメリカやイギリス、日本などにおいて概ね1990年代中盤から2000年代終盤生まれの世代を指します。 Z世代の特徴は、以下の2点です。
・プライバシーポリシーを重視する ・ブランドよりも本質に価値基準がある |
Z世代は他世代に比べSNS上で一度発信した情報は「デジタルタトゥー」として理解しているため、警戒心が強くプライバシー保護に注意を払っています。
また、表面的なブランドよりも実用的で便利なサービスや商品に価値基準があります。
ミレニアル世代とZ世代の共通点
ミレニアム世代とZ世代の共通点としては、どちらもデジタルネイティブという点です。
どちらもSNSをよく使用する世代になり、 SNSから情報を得る傾向があるので、SNSでのマーケティングは有効な手段だといえるでしょう。
まとめ
今回はミレニアル世代の特徴についてご紹介しました。ミレニアル世代はデジタルの台頭とともに育ったデジタルネイティブです。
インターネットを利用して日常的に多くの価値観に触れていることから多様な価値観を認める傾向にあります。
また、これまでの安定志向よりも経験に価値をおいて自己成長のために様々なチャレンジをする世代でもあります。
ミレニアル世代が経済活動の中心に移行しつつある現代において、彼らの特徴を踏まえ今後のマーケティング活動を行うとよいでしょう。