オンラインから実店舗への送客に効果的なマーケティング手法があります。
O2Oと呼ばれる手法は、オンラインを活用するメリットを最大限に活かし新規顧客の獲得の施策として最適です。
本記事では、O2Oの特徴とオムニチャネルとの違い、メリットについて解説していきます。
O2Oとは
O2Oとは、Online to Offlineの略称で、「オーツーオー」と読みます。
O2Oはオンライン(Webサイト、SNS)からオフライン(実店舗)へ送客し、購買行動につなげるマーケティング手法です。
オムニチャネルとの違い
O2Oと似たマーケティング手法として、オムニチャネルというものがあります。
オムニチャネルとは、企業とユーザーのチャネル(接点)となるあらゆるメディアと連携させて、どのチャネルからも同じように商品やサービスを購入できる環境を作ることをいいます。
どちらもオンラインとオフラインを合わせて活用する手法ですが、目的において違いがあります。
違いとしては、O2Oの主な目的は新規顧客の獲得を目的とし、オンラインを活用して広くアピールすることで実店舗への誘導がメインであることに対し、オムニチャネルはすでに商品やサービスを利用している層にさらにファンになってもらうための囲い込みを目的としています。
メリット
O2Oのメリットは、以下の3つが挙げられます。
・新規顧客を獲得しやすい ・効果の即効性を期待できる ・顧客1人ひとりに合わせた販売促進が可能になる |
新規顧客を獲得しやすい
O2Oを活用することのメリットとしては、まず新顧客の獲得がしやすいという点です。
これまで実店舗の広告宣伝はテレビやラジオ、新聞の折り込みチラシなどが主流でした。
現在はテレビを見る層が減っていたり、新聞を取っていない世帯も増えているため、宣伝範囲が狭くなり新規顧客の獲得をしにくい傾向にあります。
O2Oを活用し、宣伝範囲をWebサイトやSNSに広げることで実店舗の地域以外のユーザーなど、より多くのユーザーにリーチできます。
効果の即効性を期待できる
O2Oの施策は効果を比較的早く検証することができます。
例えば、SNSで期間限定のクーポンを配布すると、期間内に使用されたクーポン数やクーポン利用の売上をすぐに把握できます。
効果をすぐに把握できるため、改善と実行のスピードを早くすることが可能です。
顧客のニーズに合わせた販売促進が可能になる
O2Oでは、オンラインを活用するためより顧客のニーズを掴みやすいです。
Webサイトへのアクセス履歴や検索エンジン、SNSのアナリティクスのデータを利用して、自社の商品やサービスに関心を持つ層に対してアプローチを行えますので、より効果的な集客ができます。
まとめ
今回は、O2Oについて概要とメリットをご紹介しました。O2Oはオンラインを活用し、実店舗の新規顧客の獲得に大きな期待ができる施策です。
ぜひ今後のマーケティング施策に活用してみてください。