リスティング広告で効果が出る業種ってどんな業種でしょうか?お客様から相談を受ける内容として一番多いのも
「ウチの業種はリスティング広告で効果出るかな?」
という質問です。皆さん気になるところですよね。
そもそも「効果が出る」の定義とは?
「効果が出る」ってそもそもどういうことでしょうか?わたしが考える定義としては
・問い合わせが少なくとも1以上ある
・獲得単価(CPA)<利益 ・・・ ①
の両方の状態が満たされているときです。問い合わせがあって且つ獲得単価が利益を下回っている状態ですね。
まず、これを把握しておかないと効果が出たのか出ていないのかすら分からずに終わってしまいますので注意です。
効果が出やすい、とはどういうこと?
効果が出やすいというのは、上記の状態になりやすいということです。つまり、CPAが少なくなりやすいと①式が成り立ちやすいです。さらに①式を分解すると、
獲得単価(CPA)=クリック単価(CPC)/コンバージョン率(CVR)<利益 ・・・ ②
という風になります。
ということはCPAが少なくなりやすいということは、
・CPCが小さくなりやすい
・CVRが大きくなりやすい
ということになります。つまりこの要素を持つ業種は②式が成り立ちやすく、効果が出やすいということになります。
CPCが小さくなりやすい業種
CPCは競合や市場によって決まってきます。CPCを小さくしていくためには、ライバルが弱いか少ない、という状況が必要です。
つまり、CPCが小さくなりやすい業種はリスティング広告が普及していない業種です。
CVRが大きくなりやすい業種
CVRはニーズによって決まってきます。CVRが大きくなりやすいニーズは2種類あって、特殊すぎるニーズと急ぎというニーズです。
その場合、CVRが大きくなりやすく②式が成り立ちやすくなります。例えば鍵の修理屋さんなんかは急ぎのニーズの代表格ですね。
効果を出すためのもう一つのポイント
ただ実はCPCやCVRというのは外部要因だったり業種自体の問題ですので、そううまくコントロールが出来なかったりします。そもそも自分の商売がそういう形態じゃないという人もいると思います。
そんな時にもう一つあるポイントが利益率です。
①式にしても②式にしても利益を思うように大きくできれば、その他の数字がどうであろうと式が成立します。つまり利益率の高い業種は強いということです。
逆にライバルと比較して利益率を高める工夫さえ出来れば、どんなにライバルが多い業種でも、最後発でも勝負することが出来ます。
まとめ
リスティング広告で効果の出やすい業種の特徴は
- ライバルが弱い、もしくは少ない業種
- 特殊なニーズをもつ業種
- 急ぎのニーズをもつ業種
- 利益率の高い業種
だと考えます。この他にも要素はあるかと思いますが、上記4点の特徴が既にあるならリスティング広告をやってみるべきですし、上記に当てはまらない場合は、この4点のどれかを作る、といった意識でWEBマーケティングに取り組むと良いと思います。