リスティング広告をはじめとする運用型広告に関連する資格はいくつかありますが、中でもGoogle広告の認定資格の認知度はかなり高いと思います。資格取得も無料で学習コンテンツも豊富なため、一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
ということで、Google広告関連の認定資格の取得方法などをまとめました。
Google広告 認定資格の概要
Google広告 認定資格とは
Google広告の認定資格はGoogleが個人を公式に認定するものです。資格が無くてもGoogle広告の配信は誰でも可能です。ただ資格を持っていることで、「資格があるなら任せて安心だな」といったように対外的に安心感を与えることができます。しかも無料です。チャレンジしない手はないですね!
Google広告 認定資格取得のメリット
資格取得のメリットは以下のようなことが考えられます。
- 専門知識があると対外的に明示できる(なんと名刺にも記載できます)
- Google Partner の要件をひとつクリアできる
- Google広告に関して包括的な知識が学べる
Google Partner に関しては以下ヘルプページをご参照ください。
注意点として、認定資格の期限は1年間です。資格を持ち続けたい場合は資格が途切れないように試験を受ける必要があります。
Google広告 認定資格の受験方法
Googleアカウントがあれば誰でも受験可能です。Googleアカウントがない場合はまずGoogleアカウントを作成してください。
次に、Google広告 – スキルショップに遷移し、受験したい資格を選択してください。試験は75分の選択式問題が50問程度、80%以上の割合で正解していれば合格です。試験に落ちても安心してください。24時間経てば再受験可能です。
さらに、スキルショップでは学習をサポートするコースがそれぞれ用意されており、効率よく試験対策を行うことができます。以下の画像は検索広告での例です。
Google広告 認定資格取得の種類
認定資格は5種類存在します。(2020年1月現在)
- 検索広告
- ディスプレイ広告
- 動画広告
- ショッピング広告
- 測定
ほとんどが配信可能な広告手法に関する資格となります。以前から存在していた「Google 広告の基礎」は廃止されました。また、この中で「測定」だけ毛色が違いますね。
測定
測定の認定試験は2019年9月に新しく設けられました。試験はCVやリマーケティングといったタグはもちろんのこと、広告の配信目標やGoogleマイビジネス、マーケティングにまで及んでいます。計測は基より広告を行う目的をしっかり理解した上で出稿してほしい、というGoogle側の意図の現れではないでしょうか。
番外編:Googleアナリティクスの資格は?
ここまで読んで「Googleアナリティクスの認定資格はないの?」と思った方もいると思います。結論、あります!スキルショップではGoogle広告の他にもコンテンツが用意されており、その中のひとつにアナリティクスアカデミーがあります。ここではGoogleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)の資格取得が可能です。
またアナリティクスアカデミーに関しては専用サイトが存在し、いくつかのコースが学習可能です。ちなみに、英語バージョンでは若干学習コースが増えるので(「Google Analytics for Power Users」、「Introduction to Data Studio」)、興味がある方は覗いてみてください。
まとめ
少し昔話をすると、自分がこの業界に片足を突っ込んだ頃、Googleの認定試験は有料(50米ドル)で、しかも英語でした。試験開始から終了まで72時間の猶予があり、その間にとりあえずスクリーンショットを取って英語を解読して設問に答える・・・といったことを行っておりました。現在のGoogleの日本ローカライズや試験無料化は本当に素晴らしく、いかにリスティング広告が浸透してきているかがわかります。
新機能の登場や仕様変更も日常茶飯事ですので、知識のアップデートのためにも受験してみてはいかがでしょうか。