みなさんこんにちは。
さて今回は年明けからYDNの性別・年齢ターゲティングにおいて精度があがるよーという話です。
(公表自体は先月末にされているのでタイムリーな話題とは言えませんが悪しからず)
では早速本題に参りましょう。
概要
2019年2月下旬より(予定)、YDNの性別ターゲティングと年齢ターゲティングにおいて、設定した性別または年齢と推定されるユーザーごとの入札価格調整率を、それぞれ個別に設定できるようになります。
従来との違い
従来(従来というより現状)と変更後の違いについては下記のようになります。
従来
選択した性別または年齢のユーザー、および推定されるユーザーに、まとめて入札価格調整率を設定します。男性であれば「男性」と「男性(拡張)」に対しまとめて入札価格調整比率を設定するしかありません。管理画面上の表示は下記のようになります。
変更後
設定した性別または年齢のユーザー、および推定されるユーザーのそれぞれに、異なる入札価格調整率を設定することができるようになります。
現状ですと「男性」と「男性(拡張)」、「女性」と「女性(拡張)」に対しまとめて入札価格調整率を設定することしかできませんが、2月より「男性」「男性(拡張)」「女性」「女性(拡張)」それぞれに異なる入札価格調整率を設定することが可能になります。
単純にターゲティングの精度向上ということですね。ありがたい。
画面上の表示例は「男性」「男性(推定)」「女性」「女性(推定)」に分かれるようです。
注意点・その他知っておきたい変更
上記以外に注意したい点や、レポートの項目名に変更もあるようなので記載します。
注意点
推定ユーザーのみの設定はできません。(まあそのように設定することは稀だと思いますが笑)
ダウンロードファイルの項目追加、変更
上記に伴い、ダウンロードファイルに「ターゲティング設定」項目が追加され、従来の「ターゲティングの拡張」項目は「推定ユーザー」に項目名が変更されるようです。
ターゲティング一覧画面で、ターゲティング設定ごとのパフォーマンスデータを表示
広告管理ツールのターゲティング一覧画面で、ターゲティング設定ごとのパフォーマンスデータを確認できるようになります。今までも年齢や性別ごとに広告グループを分けていればターゲティング毎のパフォーマンスを管理画面で見ることができましたが、そうでなければパフォーマンスレポートの作成が必要でした。変更後はターゲティング一覧画面で速報値を確認できるようになるとのこと。これは嬉しいアップデートですね。
利用シーンを考えてみた
現時点での利用シーンを2つほど想定してみました。
完全にターゲット層が定まっている場合
例えば完全にターゲット層が定まっている場合(例として男性とします)、男性のみの配信とし、これまで含まれていた男性推定ユーザーを抑制なり配信しないようにすることでメインターゲットである男性のみにアプローチが可能になります。
特に予算が限られている、狙ったターゲット層にしか配信したくないといった場合にはありがたいですね。
反対にターゲット層が曖昧な場合
上記とは反対に、メインターゲット層は女性だが男性も利用する商材の配信(例えば女性用の化粧水だがあえて使用している男性にも配信したい、ターゲットの2軍としてそういった男性にも配信したい、完全に女性だけの配信にはしたくない…等)の場合には
注力の度合いを①女性>②女性(推定)>③男性(推定)>④男性
といった具合に変えることで、これまでより効果的なアプローチができそうですね。
あくまで例として化粧水を挙げましたが、個人的にはインタレストなど他のターゲティングとの併用で利用することが多そうなイメージです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
現状より性別・年齢ターゲティング精度向上、しかも設定も難しくないとなれば設定するデメリットはないでしょう。またレポートを作成せず管理画面上でデータを確認できるようになることもありがたいです。
今後も媒体のアップデートに期待したいですね。
今年は寝正月からの脱却を図るが結局寝正月になるだろうと思うやないでした。それでは良いお年を!