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【Google広告】自動タグ設定の有効化、平行トラッキングへの自動移行についてと対処方法まとめ

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パフォーマンスプランナー

ウェブに関わる仕事は目まぐるしく変わっていく仕様変更との戦いでもありますね。

今回は近々予定されているアップデートの内容と対処方法をまとめました。

自動タグ設定の有効化

実施時期:2018年9月12日以降

自動タグ設定は実店舗でのCV測定やGoogle Analyticsとの連携の際に使用する機能です。
また、オンにしてあれば手動でGoogle Analyticsのパラメータを設定しないでも自動的にパラメータ情報を送ってくれます。

Google広告公式ヘルプページ:自動タグ設定について

今回の変更点

今回の変更ですべてのアカウントの自動タグ設定がオンとなります。

ITP対策としてGoogle広告のコンバージョンタグに変更がありましたが、今回の自動タグ設定の有効化もその一環となります。
自動タグ設定をオフにしている場合には現状少なくともSafariからのCVを計測できなくなるため、すべてのアカウントで自動タグ設定がオンにされるという事です。

しかし、上述した通り、自動タグ設定はGoogle Analyticsにパラメータ情報を送っています。
厄介な事にこの自動タグ設定は手動より優先されてしまいます。

そのため、手動で独自のパラメータを振っている場合は注意が必要です。

Google Analyticsも使っていない、CV計測もしていない、という場合は気にする必要はありません。
また、両方利用している場合でも手動で独自のパラメータを振っていない場合は基本的には問題ないと言えます。

気をつけるのは独自のパラメータを使っている場合です。

自動タグ設定がオンになることで独自のパラメータが反映されず、過去のデータとの整合性が取れなくなり、折角収集したデータが意味をなさなくなってしまいます。
我々のような代理店であれば顧客へお渡しする大事な情報の一つとなるはずです。
意図したものと別の計測をしてしまうのは本意ではありませんよね。

対処方法

さて、自動タグ設定をオンにした上で独自パラメータを利用する方法は下記となります。

  1. 自動タグ設定をオンにする
  2. Google Analyticsのプロパティ設定から「オーバーライドを許可」にチェックを入れる

Analytics上の設定は「設定 > プロパティ設定 > 詳細設定」の中にあります。

並行トラッキングへの自動移行

実施時期:2018年10月30日以降

並行トラッキングでは、バックグラウンドでクリック測定を行いつつ、広告をクリックしたユーザーを直接、最終ページ URL に誘導します(トラッキング URL は経由しません)。

Google広告公式ヘルプページ:並行トラッキングとは

現在の仕様ではトラッキングURLを設定している場合、広告がクリックされるとトラッキングURLが表示され、その後リダイレクトで最終ページURLが表示されます。
より正確には広告クリックからサイト表示までの間にGoogleクリックトラッカーが読み込まれており、ユーザーにサイトを表示するまでには、

  1. ユーザーによるクリック
  2. クリックトラッカーの読み込み
  3. トラッキングURLの表示
  4. 最終ページURLの表示

という手順を踏んでいます。

これはAD EBiSやSiteCatalystなどのサードパーティツールを利用する場合に使用され、サードパーティツールのサーバを経由する事でクリックトラッカーの情報をサードパーティツールに送り、様々な計測に利用されています。

並行トラッキングを利用した場合は、バックグラウンドでクリックトラッカーの読み込みなどの処理が行われるため、ユーザー側からは、

  1. ユーザーによるクリック
  2. 最終ページURLの表示

という手順となり、LPの表示速度が上がるという仕組みです。
※)バックグラウンド上の処理はヘルプページに記載があるので割愛。

メリットとデメリット

メリット

  • LPの読み込み速度が向上する

デメリット

  • サードパーティの計測ツールが動かなく可能性あり

今回の変更点

今回の変更点はすべてのアカウントが並行トラッキングに自動的に移行するというものです。

つまりトラッキングURLを利用しているアカウントでは注意が必要になります。
トラッキングURLを使っていないアカウントは特に気をつけるべき点はありません。

対処方法

ヘルプセンターに確認したところ、サードパーティ側が並行トラッキングに対応している必要があるとの事でした。

並行トラッキングに対応していないツールを使っている場合は使えなくなってしまう可能性があると言うことです。
そのため、対処方法としてはまずツールベンダーに並行トラッキング対応をしているかを確認する必要あります。

そこで対応していれば良いのですが対応していない場合、現状ではお手上げです。
早めに確認を行い、顧客と相談する事となります。

まとめ

自動タグ設定
  • CV計測をより正確にするために必須。
  • Google Analyticsで独自パラメータを使用している場合は注意!
並行トラッキング
  • LPの読み込み速度向上に繋がる。
  • トラッキングURLを使用している場合は注意!

今回の変更はどちらもGoogle広告の中だけで対処が完了するものではありません。
顧客と相談も必要になってきます。

情報をいち早くキャッチして対応していきたいですね。

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ブログ記事の中で広告運用の事例をご紹介することがありますが、実際の事例を一部加工した内容となっておりますのでご留意ください。

また、2018年7月24日よりGoogle AdWordsはGoogle広告に名称変更されました。それ以前の記事に関してはGoogle AdWordsと表記されておりますのでご了承ください。


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