みなさんこんにちは。
好きなマッチタイプは断然『部分一致』です。
今日は、僕の好きなマッチタイプである部分一致についてご紹介したいと思います。
運用仲間と話をしていると、
『ワシは断然完全一致!広告グループの上限(※1)まで完全一致のキーワードを詰め込んで、品質スコアを高めてやる(※2)んじゃい!自動化できるからGoogleAdWordsScriptで限界(※3)まで効率化じゃよ!』
※1:AdWordsは広告グループごとに20,000個のターゲット≒キーワード、Yahoo!スポンサードサーチ(以下SS)は広告グループ毎に2,000キーワード
※2:諸説あります。
※3:Scriptの1日の処理数、または上記の広告グループの限界が先に訪れると思います。
という考えの方もたまに居ますね。品質スコア至上主義、完全一致推進派ですね。一理ありますし、そもそもリスティング広告で成果を出したいというところでは相反しません。マッチタイプへの考え方は人それぞれですが、今日は私なりのマッチタイプ(部分一致の使い方)についての考え方をご紹介させていただきます。
マッチタイプの部分一致とのうまい付き合い方
部分一致を私が好きな理由はいくつかありますが、1番好きな理由を挙げるとしたら「自分が思っても見なかった検索語句で検索されたときに広告を出せる」という、自分がした設定の想像を超えたところにアプローチできるという面白い機能だからです。
一方でリスクも介在する設定なのでそれを把握することも大事ですね。
部分一致を使う上で想定されるリスク
- 意図していない検索語句からの流入により目標達成の弊害になる
- キーワード拡張のされ方次第で予算を使いすぎる
- 意図していない検索語句からの流入により、リマーケティングリストの品質が悪くなってしまう
そうですね。
おっしゃるとおりです。
事実ですね。
ですが、リスクをとらないリスク、部分一致を使うことでのメリットやリターンと天秤にかけたときにはどうでしょうか。
あるいは、リスクを限定的なものに出来たとしたら、別の方法でリスクを回避できたとしたらどうでしょうか。
部分一致を使うリスクに対するリスクヘッジ
意図していない検索語句からの流入により目標達成の弊害になる&キーワード拡張のされ方次第で予算を使いすぎる
例えば部分一致を使っていい予算は○円まででCPCは△円まで。XXX回のクリック集めてみて成果が悪化したなら部分一致をとめる
意図していない検索語句からの流入により、リマーケティングリストの品質が悪くなってしまう
hagakure構造的には適切でないかもしれませんが、部分一致のみのキーワードの広告グループの広告の最終リンク先などに管理するためのパラメータを付与し、そのパラメータを元に作成したリマーケティングリストを除外設定や、適切な予算でリマーケティングする
こういったリスクヘッジとセットで部分一致を使うことで、部分一致のメリットのみを生かすことができますね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。部分一致のメリット、リスク、そのリスクヘッジは、運用者としてなら知っておきたいですね。
部分一致をつかう攻めた運用にチャレンジしてみて、良い結果がでるようにしてほしいなと思います。