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【Google AdWords】言語設定と配信される広告について調べてみた(ターゲット言語)

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こんにちは。先日お客様から海外への広告配信について相談があり、言語設定について少し調べてみたのでまとめてみたいと思います。

検索クエリと広告表示の関係

そもそも今回調べるきっかけとなったのは『A国にいてGoogleの表示言語もA語だけど、B語のクエリで検索した人に広告は表示させられるのか?』というご相談でした。私は「キーワードで登録しておけば出せるんじゃないかな」程度の認識しかなく、結果として広告は表示できるのですが、調べてみると日本語ならではの面白いケースも見つかったのでご紹介したいと思います。

※本記事は検索ネットワークについて記載しています。ディスプレイネットワークの場合は内容が異なることがあるので、末尾に記載したヘルプページを参照してください。

広告表示は『ターゲット言語』が重要

先程『結果として広告は表示できる』とお伝えしましたが、Googleの表示言語と異なる言語の広告表示については、ターゲット言語が重要になります。

実は、B語のキーワードを登録するだけでは、表示言語がA語のユーザーへは広告は表示されません。
登録したキーワードが、異なる表示言語設定されているユーザーへ表示させるためには、ターゲット言語を『すべての言語』に設定する必要があります。
こちらについては公式ヘルプで下記のように記載されていいます。

たとえば、英語とスペイン語を話すけれども、Google の表示言語がスペイン語に設定されているユーザーがいたとします。このユーザーが英語で検索を行う(「buy shoes online(買う 靴 オンライン)」など)可能性もあります。これらの英語のキーワードで英語を掲載対象としたキャンペーンをお客様が作成していた場合、このユーザーにはお客様の広告は表示されません。すべての言語をターゲットに設定するとより多くの見込み顧客にアプローチできるのは、このような理由からです。

そこで私は実際に表示言語を変更して検証してみました。

検証:フィンランド語の設定であれこれ調べる

今回は、フィンランドのGoogle(https://www.google.fi/)で『使用する言語(表示言語)』と『検索クエリ言語』を変え、実際に検索してみました。

①フィンランド語設定で、フィンランド語のクエリ

ヘルシンキのホテル⇒Helsinki hotelli(フィンランド語)
ちゃんと表示されました。

②フィンランド語設定で、フランス語のクエリ

ヘルシンキのホテル⇒hôtel à Helsinki(フランス語)
広告は表示されませんでした。『すべての言語』では設定されていないようです。

③フィンランド語設定で、日本語のクエリ

ヘルシンキのホテル(日本語)

あれ…??なぜか広告が表示されました。
思ってたのと違います。これで終わるつもりが終われなくなってしまいました。

日本語はイレギュラーだった

調べてみたところ、実は言語の識別には例外があり、日本語を含むいくつかの言語は、ターゲット言語に関わらず検索クエリを識別できてしまうことが分かりました。
こちらもヘルプにちゃんと書いてありました。

AdWords では、検索クエリの文字によって検索言語を特定できる例外があり、韓国語、ギリシャ語、タイ語、日本語の一部、ヘブライ語の 5 つの言語については、その言語に応じた広告を表示できます。そのため、ターゲット言語をギリシャ語に設定したキャンペーンで「λουλούδια」(ギリシャ語で「花」)というキーワードを設定している場合は、ユーザーの表示言語の設定が英語でも、検索クエリに「λουλούδια」と入力したユーザーには広告が表示される可能性があります。

アルファベットなどと異なり、独自の文字を使用しているので『ひらがな=絶対日本語!』となるようです。

まとめ

ヘルプを確認するまでに、ブラウザ(Chrome)自体の言語設定なのかな?など、フィンランドの検索ページでフランス語を設定して検索したりと、色々やってみたので下記表にまとめてみました。

フィンランドのGoogleを使ってフランス語を使用する言語に設定すると、フランス語の広告が表示されるようになりますね。

海外配信を行う際は、使用言語や配信エリアで使用される言語、文字まで確認して設定を確認することが重要ですね。

◆参考にしたヘルプページ
AdWordsヘルプ:ターゲット言語について

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ブログ記事の中で広告運用の事例をご紹介することがありますが、実際の事例を一部加工した内容となっておりますのでご留意ください。

また、2018年7月24日よりGoogle AdWordsはGoogle広告に名称変更されました。それ以前の記事に関してはGoogle AdWordsと表記されておりますのでご了承ください。


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