今回は、学校のクライアント様で、ユーザーが実際にしそうな動き(いわゆるあるあるネタ話)を過去の体験含めて考えて配信したら、なんとCVが約300%になった!ので、内容について書いていきたいと思います。
2014年当初4月~7月:78CV/2017年現在4月~7月:252CV
実際の動きのイメージとは
まずは案件概要から。
- 業種:専門学校(調理学科)
- CVポイント:資料請求・体験入学の申込み
- ペルソナ想定:親御さん・お子さんそれぞれ
想定したCVまでのイメージ
まずはお子さん側が検索スタート!!!おっ、良さげなとこあるじゃん!!
でも、専門学校ですので、お子さんはだいたい未成年。行きたい学校を選ぶ際には、親御さんの許可が必要。更に難関として、専門学校って学費高い事が多い。「おかーさん、見て見て!!ここいいんだけど!!」
「高っ!!アンタ何いってんの、大学行っときゃ間違いないのよ!( ‘д‘⊂彡☆))Д´) パーン」
「・・・オワタ(´;ω;`)ウッ…」
・・・具体的には
・・・凹むお子さんを尻目に、なんだかんだやっぱり子の願いを叶えたいのも親の性。最終的には結局折れて、OK出す。なんて流れ、ありそうじゃないでしょうか。自分の過去も含めて考えた時、想像出来たルートとしては
- お子さん側が検索して、気になる学校を見つける
- 親御さんにサイトを見せながら相談
- 親御さん、一旦よく考えなさいと突っぱねる
- 凹むお子さんに隠れて、親御さん、学校について調べ始める
- 色々なサイトを見ていたとき、ふとお子さんから見せられたあの学校の画像が
- ホームページ見たら結構良いと感じ、まあ、これならちゃんと考えてみるか・・・とCVに
ペルソナとしては「夢を追う子供と現実的なお母さんのAさん親子」というイメージでした。ふざけているようにみえるかもしれませんが、結構しっかり考えた結果です。このイメージで配信設計した実際の結果をご覧下さい。
結果はこちら【いずれも全期間データ】
検索(お子さん世代狙い)
学校名が特定できそうな情報や、エリアなどはマスクさせていただきました。検索では、親御さんも含まれるとは思いますが、ロングテールかつ、口語っぽいクエリが特徴。例えばsiriを使いこなしているとすれば、お子さん世代ではないかと予想。「~から入れる」などは、自分ごとっぽい言い回しですし・・・であれば、今回の想定は概ねあっていたと考えられます。
ディスプレイ【リマケ】(親御さん世代狙い)
ディスプレイでは、デモグラフィックデータがわかりやすいところ。
念のためお子さん世代も加えて、お子さん/親御さんの両世代にリターゲティング配信。「親御さん世代(35-54歳)かつ、お母さんであろう女性」がCVに繋がっていますね!!
まとめ
いかがでしょうか。「ペルソナは人物像まで考えるべき」とはよくいったものですが、ドタバタストーリーまで考えてやってみても、実際の体験などに基づいたものであれば、効果は現れるものだと感じました。ディスプレイのターゲティングやペルソナ想定に悩む運用者の方、まずは騙されたと思って色々周りのスタッフとネタを交えて考えてみてはいかがでしょうか。意外にもそういったところから、このような結果が生まれたりして面白いですよ!!