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【Google AdWords】自動入札についてのまとめ

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最近特によく「AI」や「ディープラーニング」といった単語を聞くようになり、Googleトレンドで検索してみると、確かに年々検索数が増えていることが分かります。

弊社が扱っているリスティング広告の媒体も、今後「AI」や「ディープラーニング」といった機械の力を活用することを想定してシスムが作られているそうです。少し前まで弊社での主流だった1広告グループ1キーワードのアカウント構成も運用をほぼ全て人が行う場合には良かったようですが、システムと人が一緒に運用するにはもっと良い構成があるようで、ここ1、2年はアカウントの構成をシステムにも人にも適した構成に変更しよう!といった動きが起きていますね。

現に、GoogleやYahoo!が積極的にそういった構成を推奨しており、人にとって見やすいアカウント構成から、よりシンプルなアカウント構成(通称:HAGAKURE)に構成変更したアカウントも多いと思います。

システムの良さを活かせるようなアカウント構成に変更し、まず初めに任せることが多いのが「入札」ですね。GoogleとYahoo!には「自動入札」という機能があり、これを利用すると入札単価を設定する際の手間のかかる作業や推測に頼った作業を無くすことができます。

自動入札は使った方がいいの?

Googleのヘルプページから引用した内容ですが、検索キャンペーンで成果を上げるには、入札単価を自動的に最適化することが重要です。

手動入札のように、様々なオークションに対しての入札価格が一律になってしまうのはあまり良くないようです。もちろん、キーワードの選定やターゲティングの設定などによって、ある程度絞り込まれたオークションに対しての入札価格を設定するので、おおかた間違っていないのですが、それよりもやはり毎回入札価格を変更できると、その時の状況に合わせた価格で入札することができるので費用対効果は高まりそうですね。

手動入札と自動入札は何が違うのか?

GoogleAdWordsの自動入札機能には、手動入札にはない3つの特徴があります。

  1. オークションごとの自動入札単価調整
  2. 検索語句単位での学習機能
  3. シグナルに基づく分析

1.オークションごとの自動入札単価調整

上述したように、手動での入札設定ではなく個々のオークションごとのリアルタイムな入札単価の最適化が可能になります。

2.検索語句単位での学習機能

データ量が少なすぎて最適な入札単価がわからなかったキーワードでも、自動入札を使うことで同じキーワードを使った他のマッチタイプのデータや、そのキーワードが属する広告グループやキャンペーンのデータを「借りる」ことで、単価調整の判断の基となるデータが増えるため、キーワード単位のコンバージョンデータが少ない場合でも、掲載結果の変動幅を抑えることができます。

3.シグナルに基づく分析

キーワードの入札単価にはオークションごとに固有のシグナル(※1)と呼ばれるものを都度反映させて入札単価を決定します。

※1:シグナルとして活用されているのは以下のデータになります。
デバイス・地域・曜日/時間帯・検索広告向けリマーケティングリスト・実際の検索語句・広告内容・言語・ブラウザ・OS・検索パートナー

自動入札を使うために設定できる入札戦略6つ

自動入札を利用するには、管理画面上から入札戦略を設定する必要があります。設定できる入札戦略には以下の6種類があります。

  1. 目標コンバージョン単価 (CPA)
  2. 拡張クリック単価(拡張 CPC)
  3. 目標広告費用対効果(ROAS)
  4. 検索ページの目標掲載位置
  5. 目標優位表示シェア
  6. クリック数の最大化

1.目標コンバージョン単価 (CPA)

設定した目標コンバージョン単価の範囲内で、コンバージョン数の拡大を図る場合。

2.拡張クリック単価(拡張 CPC)

入札単価や入札単価調整比を手動で設定しながら、コンバージョン数の拡大を図る場合。

3.目標広告費用対効果(ROAS)

設定した目標広告費用対効果の範囲内で、収益やコンバージョン値の最大化を図る場合。

4.検索ページの目標掲載位置

ページ上部や検索結果1ページ目での広告掲載を目指す場合。

5.目標優位表示シェア

検索結果ページで他のドメインの広告よりも上位での(または頻繁な)広告掲載を図る場合。

6.クリック数の最大化

設定した目標予算の範囲内でクリック数の最大化を図る場合。

これらの入札戦略を使用することで、それぞれの目的のための自動入札が行われるようになります。尚、過去30日間に30件以上のコンバージョンが発生しているキャンペーン、広告グループ、キーワードには、コンバージョンに基づく入札戦略(1.目標コンバージョン単価、2.拡張クリック単価、3.目標広告費用対効果のいずれか)を適用することをおすすめします。

引用:GoogleAdWords 検索ネットワークにおける自動入札機能の活用ガイド

入札戦略レポートについて

入札戦略を設定し自動入札を利用するには管理画面のキャンペーン設定から設定することができます。

ここから設定することでキャンペーンに入札戦略を適用することができますが、入札戦略レポートを見るには共有ライブラリから入札戦略を設定する必要があります。

共有ライブラリで入札戦略を設定した場合、管理画面から入札戦略レポートというものが確認できます。入札戦略レポートでは、掲載結果グラフと、スコアカードと呼ばれる入札戦略のタイプと関連する指標を確認できます。たとえば、「目標コンバージョン単価」による入札戦略のレポートでは、「コンバージョン数」と「コンバージョン単価」が確認できます。

レポートではこのように、調整期間や調整後の数値の変化などもグラフでわかるようになっています。共有ライブラリから設定した場合のみ、この入札戦略レポートが見れるようです。是非、一度試してみてはいかがでしょうか?

まとめ

機械に頼れる部分はどんどんお任せして、人は人の得意分野で、機械は機械の得意分野で活躍することで、広告の費用対効果を高めよう!というのは個人的にも大賛成です。

これからも色々なことが機械に任せていけるようになると思うので、そういった機能が出てきたら積極的に使っていけると良いですね。

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ブログ記事の中で広告運用の事例をご紹介することがありますが、実際の事例を一部加工した内容となっておりますのでご留意ください。

また、2018年7月24日よりGoogle AdWordsはGoogle広告に名称変更されました。それ以前の記事に関してはGoogle AdWordsと表記されておりますのでご了承ください。


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