さて今回は、運用をしている中で気になった「ちょっとしたこと」に関してご紹介させて頂きたいと思います。
症状
先日、私がおまかせ頂いているアカウントのCVポイントを確認するために、お客様のサイトの電話番号タップをチェックする機会がありました。
通常、スマホから電話番号タップをすると、
画面上にこのようなダイアログが自動的に表示され、発信ボタンをタップすると店舗へそのまま電話をかけることが出来ます。
しかし、確認のために電話番号タップを複数回行っていると…
突然、通常のものとは打って変わりこのようなダイアログが表示されました。
一体急にどうしたんだ!Webサイトに問題があったら大変だ!
ということで、原因を調べてみることにしました。
原因
調べてみると、どうやら原因はサイトの作りではなく、Safariの仕様の方にあるようでした。
iOS10.1以降のSafariでは、同一ページ内で電話番号タップを3回以上行うと、通常の電話発信を行うためのダイアログではなく、「このWebサイトから自動的に電話をかけることは禁止されています。」というものが表示される仕様に変更されたようです。
試しにiOS9.3.2で確認すると、3回以上タップしても通常のダイアログが表示されました。
恐らく、「携帯をポケットに入れている間に何回も電話番号タップを行ってしまった!」などのユーザーの誤操作を防ぐためにこのような機能が追加されたのではないかと思います。
サイトの方ではなく、Safariに原因があるならばどうしようもないですね。
しかし、店舗に電話問い合わせをしようか迷っている間に、「このWebサイトから自動的に電話をかけることは禁止されています。」というダイアログが突然表示されると、恐らくユーザーは驚くと思います。どうにかならないでしょうか。
対応策
Safariの仕様を変更して下さい!というのは中々難しいですよね。
差し当たりの対応とはなりますが、サイト内の「よくある質問」や「ヘルプ」ページ等で
『電話番号を複数回タップすると、「このWebサイトから自動的に電話をかけることは禁止されています。」という表記がでますが、問題ございません。』
と、このような表記をしておくだけで、ユーザーの安心感は高まるかと思います。既に、そのような対応を取っているサイトも幾つか見受けられました。
スマホでのアクセスや問い合わせが多いサイトは、必然的に電話番号タップも多いかと思いますので、一度このような対策を取ることをお勧めします。
まとめ
今回は、簡単な記事とはなりましたが、ちょっと気になったことの紹介をさせて頂きました。
運用を行う上で、どうしても日常的にあまり確認しない部分はあると思います。しかし、そういった細かい部分までしっかり気を配り日々運用を行っていきたいですね。