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【Google AdWords】カスタマーマッチについて調べてみた

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今回は、AdWordsで1年少々前に使えるようになった「カスタマーマッチ」について、改めて調査してみました。シンプルにいえば、お客様の情報が、広告にも転用できるという機能です。

カスタマーマッチとは

Googleと共有した顧客データに基づき、広告主様の顧客に対して広告を表示出来る手法です。

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引用元:AdWords学習資料

公式では、以下の特徴を挙げています。

  • YouTube では、最も価値の高い顧客に類似するユーザーをターゲットにすることで、新規ユーザーにアプローチできます。
  • Gmail では、受信トレイのタブの上部にパーソナライズされた広告を掲載して、顧客や類似ユーザーにアプローチできます。
  • 検索ネットワークでは、顧客の行動に関する情報に基づいて入札単価を調整できます。

設定方法は、ハッシュ化した顧客データを、アカウントにアップロードする形式です。また、顧客データに基づく手法とはいえ、さすがに個人を特定するレベルはNG。

データセキュリティ関連の詳細はこちら

仕様まとめ

カスタマーマッチの仕様面の情報をヘルプから抜粋、記載します。

Q:課金形式は?

A:配信方法次第です。

検索ならクリック、Youtubeなら視聴というように、選択している手法の課金形式に依存します。

Q:データの有効期間は?

A:ありません。使い続ける事が出来ます。

ただし、顧客データは定期的に更新したほうが鮮度が高くなりますね。フォローとして、長く更新していない場合、AdWordsからアラートメールも頂けるようです!

Q:アカウント間におけるデータ共有は?

A:可能です。MCCの子アカウント間であれば、データが共有出来ます。

ただし、ユーザーリストのポリシーとは別に、カスタマーマッチのポリシーが存在。共有元のデータを含め、ポリシーに準拠している必要があります。

Q:シミラーユーザー機能の利用は?

A:Youtube・Gmail限定で使うことが出来ます。

ただし、元リスト内の多くのユーザーが広告設定をオプトアウトしている可能性がある場合は注意。リマーケティングリストのように、最小要件を満たせない場合は利用不可となります。

※最小要件ほか、シミラーの利用可否は、システムが自動判断(以下文参照)

類似ユーザー機能に使用できるリマーケティング リストは、さまざまな要素に基づいて自動的に識別されます。識別の基準となる要素としては、元のリマーケティング リストに追加されているユーザーの数、ユーザーがリストに追加されてからの経過期間、ユーザーが閲覧したサイトの種類などが挙げられますが、これらに限定されません。

カスタマーマッチを活用したいシーン例

実際には、どういったシーンで有効なのか。ご依頼事例に加えて、参考例レベルですが考えてみました。

新開発した商材をアプローチしたい

例えば、過去開発した商材をご利用頂いている既存顧客様に、新開発した商材をアプローチしたいというような場面。
aaaaより具体的なイメージでは、CDからインストールするタイプのアプリケーションを利用している既存顧客様に、新開発したクラウドタイプのアプリケーションをアプローチする等。シンプルに既存向けメールマガジンでお知らせも良いのですが・・・

広告を利用することで、ユーザーが検索で能動的に情報取得に動いているタイミングや、Youtube閲覧時のふとしたタイミング等、様々な場面でユーザーの目に届ける事が出来ます。

そのため、メルマガを見るか見ないかはアナタ次第です・・・で終わらず、フレキシブルに印象付けられるのが良いところかと思います。

「お得意様」を増やしたい

数ある自社サービスの大半をご利用頂いている「お得意様」をリストアップし、類似性のあるユーザーへアプローチしたい、という場面。

ogp例えば、弊社のLisketもそれにあたるかと思います。数ある機能の中から、使いたい機能だけご契約頂けるコンテンツ切り分け形式のため、お客様のニーズによって利用するコンテンツの範囲が変わります。

お得意様の場合「運用方面の作業関連や、提案時のキーワード候補など、すべて一括で対応出来て楽で良いなぁ」といった意図をお持ち頂けているのではないかと思います。そういった方々と行動が類似しているユーザーならば、同じようにお得意様になる可能性も高いはず・・!

他には、有料ですがより使える!と感じて頂けるようなプロダクトを随時開発しておりますので・・・
無料期間のみの利用に留まったお客様に対して、カスタマーマッチの別キャンペーンを立てて、有料会員様としてご利用頂けるような配信をするのも良いですよね!

新規顧客に配信したい

単純に、リストを除外用として設定することで、新規ユーザーへアプローチする方法です。
gggggg例えば、 RLSAを同じ方向性で設定すれば「サイト流入歴の有無」という軸で未流入ユーザー(≒新規ユーザー)に配信することが出来ます。が、カスタマーマッチなら、条件次第で「サービスを実際に利用しているか」をも軸に出来ます。

※注:メールアドレス登録が=サービス利用の場合+精度はあくまでシステム判断

これなら、既存顧客様に無闇矢鱈と広告を表示してしまい、心象を悪くするような事もありませんし、成果を軸に見たとき「本当の意味での新規を獲得する」という狙いを持ったアプローチが行えますね。

まとめ

本記事がカスタマーマッチに興味を持つキッカケになった!などなど、御覧頂いた方にとって何かのお役に立てておりましたら幸いです。とはいえ、1年以上前に出たもののご紹介記事。よりアジャイルなフィードバックが出来るよう、日々自己研鑽していきます!

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ブログ記事の中で広告運用の事例をご紹介することがありますが、実際の事例を一部加工した内容となっておりますのでご留意ください。

また、2018年7月24日よりGoogle AdWordsはGoogle広告に名称変更されました。それ以前の記事に関してはGoogle AdWordsと表記されておりますのでご了承ください。


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