みなさんこんにちは。
リスティング広告の仕事には煩雑な作業が付き物ですよね。
日々作業に追われてしまい、本来の目的を忘れ作業をこなすことが目的になってしまうなんてことはないでしょうか?
そんなことにならないためにも、是非一度「作業」とその「目的」について見直してみてはいかがでしょうか?
作業の目的を思い出そう
- 月初になったからレポートを作成する
- 月間予算を使い切るように日々の消化状況を調整する
- いつものように決まった流れで提案書を作成する
リスティング広告運用者が日々行っている作業は様々ありますが、その作業は一体何のために行っているのでしょうか?
大抵の場合は「クライアントが望んでいることを実現するため」ではないでしょうか?
つまり、成果を出すことであったり、安心・納得してもらうことだったりするはずです。
日々の作業に忙殺され、こんな当たり前のことを忘れて(気が回らなくて)作業することが目的になってしまっている運用者をよく見かけます。
本来作業とは目的を達成するために必要なステップのはずです。目的を忘れてしまっては本末転倒です。一度作業の目的を思い出してみてください。
では、その目的に対して今の作業がベストな対処方法ですか?
目的は再認識できましたか?
では、次に考えることは「その目的に対して今の作業がベストな対処方法か?」ということです。
例えば、目的は「前月の成果をクライアントに報告し、次月の方針を説明する」だとします。そのために必要な報告書や提案書を作成する作業が発生しますね。
ある日先方の担当者が変わったとしましょう。これまでの担当者は専門知識が少なかったため、報告書や提案書もそのレベルに合わせて簡易的なものを作っていました。しかし、新しい担当者は自分でも運用ができるほど詳しい人です。
この場合でも簡易的な資料を作成して報告会に臨みますか?
大抵の場合Noだと思います。
相手が詳しい人だとすると、その人の満足するものを持っていくはずです。
つまり、目的は「前月の成果をクライアントに報告し、次月の方針を説明する」から変わっていないくても、そのために必要な作業の内容が変わっています。
あなたが今行っている作業、目的に対して今の作業がベストな対処方法か?ということを一度考えてみてください。
そもそも、その目的は本当に達成すべきものですか?
目的に対してベストな作業を把握できましたか?
では最後にすべてをひっくり返しちゃうような話です。
前の話の例で、先方担当者が変わった場合、報告書や提案書も変わるはずと話をしましが、さらに担当者が変更になったとします。新担当者は結果主義の人で、報告書や提案書を作る時間があったらその時間を成果を出すため作業に全て充ててくれというタイプの人です。
この場合でも定期報告会を開きますか?
大抵の場合はNoだと思います。(大人の事情とかは無視して考えています)
先方が望むように、浮いた作業時間を成果を出すための作業に割当てますよね?
つまり、「報告書を作る」という目的そのものが不要になったわけです。
まとめ
最後の話はかなり極論を書きましたが、現実的に起こり得る話でもあります。
つまり、我々が常に意識しなくてはならないことは「クライアントが何を望んでいるのか?」ということです。
時が経てばクライアントや市場をとりまく状況も変わります。我々の事情も変わります。
周りの状況が変化していっているのに、過去に決めた事にしがみついて今を見なくなってしまうのはとても危険です。そして大抵の場合誰も幸せになりません。
みなさんも是非一度ご自身の仕事を見直してみてはいかがでしょうか?