以前ご紹介しました『広告カスタマイザ』ですが、10月に新機能が追加されましたのでご紹介いたします。
過去記事については以下を参照下さい。
広告カスタマイザが位置情報に対応
2015年10月より広告カスタマイザでユーザーの位置情報に合わせ広告を出し分ける事が可能になりました。
ユーザーの現在地やユーザーが関心のある場所に応じて広告の詳細を変化させる事ができます。
具体的なメリットは?
この機能のメリットは・・・
- 配信地域ごとに広告文を変える事ができる
- 配信地域ごとのキャンペーン分けの必要がなくなる
通常AdWordsで地域ごとの広告文を作成する場合、キャンペーンを別々に作る必要があるので、この機能を使用することでアカウントのスリム化も可能になります。
また、その他のカスタマイザ機能を組み合わせる事も可能ですのでかなり拡張度の高い機能となります。
実際の設定方法
今回は所在地が名古屋もしくは名古屋に関心があるユーザーに対して、通常の広告とは異なる広告を配信する設定をします。
- データ名:上画像にはありませんが、広告カスタマイザの名前をつけます。
今回は【テスト】とします - Target location:ターゲットにしたい地域を指定します
- 青枠(text):任意の名前をつけます。今回は【リスティング】とつけました
- 橙枠(text):任意の名前をつけます。今回は【地域】とつけました
広告文の設定
テキスト広告内に代替で広告文を挿入したい箇所に、”{=データ名,属性名}”の形式で記述します。
今回の場合では”{=テスト,リスティング}”もしくは”{=テスト,地域}”と広告文内に記述することによって設定箇所に該当テキストが代入されます。
例えば、以下の設定をしたとします。
“{=テスト,リスティング}”リスティング運用会社
“{=テスト,地域}”
この状態でユーザーが名古屋から検索もしくは「名古屋 リスティング」と検索した場合以下の広告が表示されます。
名古屋以外の地域から検索された場合以下の広告が表示されます。
まとめ
いかがでしたしょうか?
これまでの広告カスタマイザ機能は開始日・終了日設定やカウントダウン機能等使える状況が結構限られていました。
今回の地域毎にフレキシブルに広告文を変える事が出来る機能が追加された事によって利用できるシーンが格段に広がったのではないでしょうか?
便利なのになかなか日の目をみない広告カスタマイザ機能、是非この機会に使ってみてはいかがでしょうか!?