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リスティング広告のインハウス運用をおすすめする企業の条件

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弊社はリスティング広告のインハウス運用支援サービスを行っておりまして、日々全国の方からインハウス運用支援のご相談を頂きます。

インハウス運用に関してはメリットも多くありますが、当然デメリットもありますのですべての企業におすすめできるわけではなく、向いている企業と向いていない企業があります。

今回は弊社の視点として、インハウス運用をおすすめする企業の条件をお話します。

リスティング広告のインハウス運用とは?

インハウス運用はリスティング広告の運用を広告代理店などに外注せずに、自社のスタッフでリスティング広告の運用をするということです。

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リスティング広告のインハウス化のメリットデメリット
代理店運用前にちょっとだけインハウスという選択肢

メリットデメリットは色々ありますが、一番分かりやすいポイントとしては、広告代理店にリスティング広告を依頼すると当然として手数料という形で外注費が発生します。

ということで、

インハウス運用すれば外注費発生しないじゃん!インハウス運用最高!

となってそれを目的にご相談をいただくケースが非常に多いです。ですが、全ての企業にとってインハウス運用が最高の選択肢ではありません。

インハウス運用を検討する際に見落としがちなこと

インハウス運用をする場合にまず考えるべきは、インハウス運用は誰がやるのか?ということです。

当然、広告主自身のスタッフですが、見落としがちなのは、自社のスタッフの時間は無料ではなく、給与という形でお金のかかるということです。

インハウス運用の場合、そのスタッフに課されるミッションとしてはリスティング広告の運用になるわけですが、リスティング広告の設定にかかる時間だけを天秤にかけることは非常に危険です。

インハウス運用者に必要な時間

リスティング広告運用で実際に設定作業した時間となると、大した時間を要さないケースもありますが、その作業をやると決めるまでには

  • 現状管理画面のデータを分析する時間
  • データ分析からどういった施策が必要か考える時間
  • 設定がうまくできなくて色々と試行錯誤する時間
  • 日々漠然とでもリスティング広告運用のことを頭に置いておく時間

というような目に見えにくい時間が発生します。

結局のところ、ちょっとしたご予算だとしても上記の時間まで含めると、通常の勤務時間の少なくとも20-30%くらいの時間をリスティング広告の運用にとられることになります。

インハウス運用をおすすめする企業の条件

ここまでの時間を含めて時給換算して実際のインハウス運用のコストを割り出し、広告代理店への手数料を下回るのであれば、インハウス運用をおすすめします。

その他の要素としては、リスティング広告上にライバル企業が非常に多い場合は、単純な集客ではなくそのライバルとの駆け引きなどでかなり時間をとられる場合もあるので、そのあたりも考慮したほうが良いです。

参考の条件としては

  • 月間の広告予算100万円程度でライバルがあまりいない企業の方
  • ライバルは非常に多いが月間の広告予算が500万円以上の方

のようなケースが考えられます。

前者の場合、スタッフの勤務時間の一部を使った運用になるかと思いますが、ライバルがそこまでいないことを考えると、通常の勤務時間をフルに使わなくても十分であったりします。業界相場ですと100万円の広告予算であれば20%で20万円程度の手数料がかかりますので、スタッフの勤務時間の一部を使って運用できるならインハウス運用をおすすめします。

後者の場合は、ライバルが非常に多いので片手間での運用は不可能で常にウォッチングしている必要があります。勤務時間をフル活用するにしても、通常の手数料相場の20%ですと100万円の手数料がかかりますので、スタッフ2人をフルに張り付けても十分採算がとれる可能性があります。

(代理店運用と自社運用の質の違いに関しては、今回は割愛しておきます)

まとめ

基本的に仕事をアウトソースするかどうかは、お金という基準で見たほうが分かりやすく正確です。さらにインハウス運用にあてがう人材の確保は非常に難しいです。

その視点や運用の質の担保という意味では、実はほとんどの企業の方は広告代理店に任せたほうが良く、インハウス運用に向く企業は本当に一部です。

インハウス運用には、その他もメリット・デメリットもありますので、本記事を参考にしていただいて、インハウス運用を目指すのか、それとも広告代理店に任せるのかの検討材料になれば幸いです。

 

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