ディスプレイ広告を活用する上で、バナー画像は欠かせませんよね。
テキスト文を入れることでも代替は可能ですが、バナーのクリエイティブによる訴求効果は見逃せないものです。
ただし、バナーひとつとっても、成果の可否に大きく影響をおよぼすことがあります。
今回は、バナーの配信テストを行った結果、クリエイティブにより数値の差が激しかった事例をご紹介します。
4パターンで比較を行う
今回の事例では、4パターンのバナーを一定期間、均等配信にてテストを行っていました。
リンク先など、バナー画像以外のすべての部分で同一の比較となります。
尚、それぞれ、おおまかに以下のような特徴があります。
- ブランド訴求
- 商品訴求 1 (商品がある生活)
- 商品訴求 2 (商品メイン)
- 素材訴求
考察
結果は以下の通りとなります。
これだと少し分かりづらいので、各項目を以下にピックアップします。
コンバージョン
「商品訴求 1」の獲得が圧倒的に多い結果となりました。
同じく商品訴求を行っていた「商品訴求 2」とはデザインが異なるだけで、3倍以上のCPA差となったことも興味深いですね。「商品訴求 1」のクリエイティブと、ブランドの持つイメージが近いため、成果に結びつきやすかったのではないかと考えられます。
すなわち、この結果はクリエイティブの重要性を示していると言えますね。
表示回数
「商品訴求 1」の表示回数が圧倒的に多く、2番目に多い「ブランド訴求」と比較しても2倍程度の差がでています。今回の場合だと、表示回数の多さはCPMの高さ(ひいてはクリック率の高さ)に比例していますね。
つまり、刺さりやすいクリエイティブでは、表示機会の獲得も多いことがわかります。
※「商品訴求 2」ではCPMが安いことから、表示回数を伸ばしたい場合には有用かもしれません。
まとめ
今回はバナーのクリエイティブの重要性に焦点をあててみました。
(画像がなく申し訳ないですが・・・)
特に「商品訴求」の差に関していえば、商品そのものを表すか、商品を手に入れた変化・ワクワク感・生活を表すかの違いであり、後者の方がニーズにマッチしやすかったと言えます。
現在、1パターンのみで運用している場合でも、比較してみると、明らかな差が生じることがあります。バナーの制作には体力が必要ですが、可能であれば、チャレンジをおすすめします。