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PCの電話コンバージョン測定の解決方法5選

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スマートフォン全盛の時代になり、番号タップベースではありますがスマートフォンの電話コンバージョンはYahoo!、Googleの管理画面で確認できるようになりました。しかしながら、特に昔から議論されているPC経由の電話コンバージョンに関しては、リスティング広告の管理画面上では何も指標がないのが現状です。

業種によっては、PC経由の電話がほとんどというアカウントもあるかと思いますが、そういった場合は管理画面の中の数値だけでは、どう改善したらいいのか、なかなか分かりづらいところです。

そこで、現在考えられる「PCからの電話コンバージョン測定」の解決アイデアを5つご紹介します。

問題の整理

問題としては

  1. PC経由の電話のCV数が管理画面上で全く分からない
  2. CVにつながったキーワードや日時なども全く分からない 
  3. リスティング広告経由の電話とそれ以外の電話の区別がつかない

おおむねこんなところかと思います。

こういった問題のせいで、せっかく行ったリスティング広告上の施策に効果があったのかが分からず、施策の方向性や予算の付け方が決まらない、といった話をよく聞きますね。

測定の目的としては、これらの問題を解決しリスティング広告の費用対効果の向上やCV数の最大化になるかと思います。

解決策1:一日ごとに電話件数を集計する

本当に単純な話ですが、意外とやっていない方が多いです。上記の問題点のうちの一部しか解決できませんが、リスティング広告に行った施策が電話コンバージョンに影響を与えていそうかをある程度把握することができます。

逆に、曜日ごとの傾向も分かるのでリスティング広告上の施策に反映させることもできます。時間もざっくり集計できると、その傾向からも施策に活かすこともできます。

解決策2:リスティング広告専用の電話番号を取得する

解決策1の問題点としては、全体の電話コンバージョン件数の傾向はつかめるものの、オーガニック(自然検索)などのリスティング広告以外の流入も多くあるサイトの場合、それがリスティング広告経由のユーザーの傾向なのかどうかが分かりません。

そこで、リスティング広告専用の番号を取得し、番号だけ違うリスティング広告専用サイトを制作することで、解決策1だけの時よりもリスティング広告経由ユーザーからの電話コンバージョン傾向をつかみやすい環境を作ることができます。

電話番号の取得自体はIP電話の普及などもあり、昔と比較すると格段に安くなっておりますし、050番号などで良ければ、スマホアプリなどで番号取得自体は無料で通話料だけのようなサービスもあったりしますので、かなり気軽に取得が可能です。

ただしデメリットとしては、検討期間の長い商材などの場合、リスティング広告がラストクリックにはなっていないが間接的に効果が出ている時に、その効果を見落としてしまう可能性があります。もし導入するとすれば、検討期間の短めな緊急性の高いビジネスなどが向いているかと思います。

解決策3:電話オペレーターによる工夫

上記の解決策1、2ではそれなりに傾向はつかめるものの、それでも一番知りたい情報である「どのキーワードがPC経由電話につながったのか?」という部分が分かりません。その情報を正確に知るためには、CVタグを動作させなければなりません。

そこで電話オペレーターによる工夫です。サイトの普段誰もクリックしないような所にリンクを用意しておき、電話がかかっている最中にオペレーターからの案内で「ページの右下にあるボタンを押していただけますか?」と誘導します。そのボタンを押した先のページにCVタグを仕込んでおけば、電話ユーザーが元々どんなキーワードで検索をしてきたかなどの情報を得ることが可能です。

デメリットとしては、オペレーターの技量が問われることと、急いでいる電話ユーザーが多い場合などはユーザーを苛立たせてしまう可能性もあります。

こちらに関しては弊社の過去記事でも紹介しております。
>>電話経由のコンバージョン測定について《リスティング広告》

解決策4:専用のツールを導入する

ここまでは自力でやれる方法をご紹介しましたが、電話コンバージョン計測専用のサービスを出されている会社も多くありますので、その中の一つとしてADgainer(アドゲイナー)をご紹介いたします。

ADgainerは電話計測に特化したサービスで、ユーザーごとに違う電話番号を画面に出すことで、ユーザーを特定し、YahooやGoogleのCVタグを踏ませなくとも、どのキーワードが電話コンバージョンにつながったかをほぼ追うことが可能です。仕組みは厳密には各社特徴がありますが、似たような仕組みで他の会社さまも電話コンバージョン計測専用サービス提供をされております。

ADgainerは導入コストも非常に安く、ミニマムのプランで問題なければ月額10000円+通話料のみです。Yahoo、Googleの管理画面へのCV反映は勿論できませんが、前述した問題はほぼこれで解決が可能です。ネックは実際に費用が掛かることと、サイトへの修正が必要なことくらいでしょうか?

>>ADgainerのサイトはこちら

解決策5:気にしない

これも立派な解決策だと思っています。電話計測のことを考えだすと、計測することが目的になってしまって、元々の目的を忘れてしまいがちです。

元々の目的はリスティング広告の費用対効果の向上やCV数の最大化ですので、それに対するインパクトが小さい場合は、気にしないというのも立派な解決策です。気にしないことで時間が空くはずなので、他にもっと有効な事ができないか探ることができますよね。

例えば、そもそも電話があまりならない業種などであれば、電話コンバージョンの測定をやってもそこまで目的へのインパクトはないでしょうし、電話コンバージョンに繋がるキーワードはメールフォームコンバージョンのキーワードと同じと当たりをつけて、リスティング広告の運用をしてしまうという方法も間違いではないと思います。(思考を止めるということではなく、メール経由ユーザーと電話経由ユーザーの傾向は厳密にはあったとしても、全体のパフォーマンスへの影響が小さいなら、あえて無視するということです)

注意したい解決策:何を見てお電話いただきましたか?と聞く

これはすぐ思いついてやってしまいがちな策ではありますが、個人的には一考が必要だと考えています。解決策2と同じく、これを聞くことはラストクリックを聞くことと同等の意味だと思いますので、間接効果がかなりの度合いで無視されます。

さらに重要なのは、ほとんどのユーザーはリスティング広告というものの存在を知らない、ということです。広告主さまや代理店さまは当然のようにリスティング広告の存在を知っていますが、一般ユーザーは検索結果上のどれが広告かも分かっていないことが多いですし、そもそも検索結果上に広告が存在していることを知らない方が大多数かもしれません。

「何を見て問い合わせましたか?」の問いに対して、「リスティング広告です」と答える方はほとんどいないでしょうし、「Yahooです」と言われてもそれがオーガニックなのかリスティング広告なのかが分からず、結局労力の割に得られる情報が活用できない事があります。

ですので、この策は電話コンバージョンの傾向を測る上では、一考した上で導入していただくことをおすすめします。

まとめ

ご紹介した方法の中には費用のかかるものとかからないものがありましたが、重要なのは対策をする時間も含めた費用対効果です。

時間も企業にとってはコストですので、「費用がかからないから」ではなく、目的や状況に合わせて、自社にあった解決策を選んで頂ければと思います。

重ね重ねですが、気にしないというのも非常に有効な対策だと思います。

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また、2018年7月24日よりGoogle AdWordsはGoogle広告に名称変更されました。それ以前の記事に関してはGoogle AdWordsと表記されておりますのでご了承ください。


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