こんにちは。今回もリスティング広告運用で気づいた身近な事例紹介です。
広告配信するために選定するKWは「商材」や「屋号」が大体なような気がします。
今回は、「商材」や「屋号」に比べてあまり目立っていない(かもしれない)競合KWが役に立った案件の事例紹介です。
※前置き:本記事では弊社都合でクライアント様が特定されないように、以降は「商材」を「求人」に置き換えて事例紹介をさせて頂きます。
<前提・注意:競合KWのリスク>
本記事では競合KWを使用することで成果が出ておりますが、必ずしも成果に繋がるものでありません。さらに、クライアント様と協力関係にある会社や子会社などとお客様を「露骨」にとりあうことになるので、関係の悪化になりかねません。場合によっては業界から爪弾きになる可能性もあります・・・。
上記を踏まえ、クライアント様としっかり話し込んで進める必要があるのが、競合KWの注意と意識しなければならないところです!
概要
クライアント様は、求人を商材にされております。
上記から、ターゲットは職に就きたい、転職したい等といった方がメインになりますよね。
よし、じゃあKWは「求人」を軸に、検索者の方が求人サイトを選ぶ際に使うであろう「条件KW(高収入、高待遇、職種・・・)」をかけあわせて広告配信だ!さあ、お客様をいっぱいクライアント様に献上だー。
その前に、「求人」のクリック単価の相場を調べねば・・・。
競合KWの出番
クライアント様のエリアでの「求人」のクリック単価相場をキーワードプランナーで見たところ、2,000円から4000円ということが分かりました。参考程度に見たとはいえ、目をつむれない単価相場ですよね。
クライアント様の広告費の都合上、もしかしたらすぐに予算圧迫を招き、お客様に繋がるまでのクリック数に至らないかもしれないですね><;
このままでは、クライアント様の広告費とともに、ストレスで運用者の毛根もマッハ待ったなしです。
色々なやり方はあると思いますが、今回は「競合KW」を使うことにしました。
<競合を使おうと考えた理由>
ターゲットなる方は必ずしも「求人」で検索する方ばかりではないはずです。
「求人情報」を取り扱うサイト名・会社を名指しで検索している人もいるはずです。
つまり、「求人で検索している人のニーズ」 = 「求人情報を取扱うサイト・会社で検索している人のニーズ」 となりえますよね!!
では、さっそく、競合名を軸にKWを登録!!
○結果
想定通り、コンバージョン獲得!
早速、お客様に繋がりましたね!(KW登録した初日の広告配信)
さらに、クリック単価も約220円と「求人」などのクリック推奨単価に比べて、かなり低い単価で獲得できていますね!上図の結果から、お客様として繋がる見込があるということが分かりましたね!
なら、競合に注力すると、もっと面白い結果になるかもしれませんね
実はこのクライアント様の広告配信は始まったばかりなので、まだまだこれから施策の結果も紹介出来ればと思います。
まとめ
KWを選定するために商材をメインにKWを構成することは基本になっているかもしれません。実は、このクライアント様は弊社に依頼する前に別の広告代理店に依頼されていました。
詳細なデータは代理店の都合上頂けなかったのですが、クライアント様から実績レポートだけ頂くことが出来ました。(弊社の広告配信後に・・)その内容を見ると、私が最初に考えていた「商材」を軸にKW構成のみでした。その結果は、全く成果には繋がらず、いたずらに広告費を浪費していただけでした。
もしかすると、私も二の舞いになっていたかもしれません・・
運用者として、クライアント様の商材のターゲットとなる方が、どういうKWで検索するか動向を予測していけるように心がけ、何も考えずに、商材KWのみで広告配信OKという慢心はしたくないですね^^